# エネルギー・電力インフラ

〈エネルギー運搬船受注で日中韓の仁義なき戦い〉中東市場で韓国・中国に押されるも、“逆転の一手”となる日本の技術とは?
2024.09.03

〈エネルギー運搬船受注で日中韓の仁義なき戦い〉中東市場で韓国・中国に押されるも、“逆転の一手”となる日本の技術とは?

 中東諸国は現在、天然ガス産業の発展に注力している。カタールは液化天然ガス(LNG)の大規模な増産計画を進め、またアラブ首長国連邦(UAE)やオマーンも新規事業に着手した。それと同時に、LNG輸出に不可欠なLNG運搬船を調達する動きも活発化している。 世界の造船業界を牽引するのは

動き始めたエネルギー基本計画 ”従来型”発想から脱却の時
2024.09.03

動き始めたエネルギー基本計画 ”従来型”発想から脱却の時

今期のエネ基改定では「電力需要の変動にどう対応するか」が注目されている。その意義を捉え直し、「脱炭素」を国益につなげることこそが重要となる。「Wedge」2024年9月号に掲載されている特集「エネルギー確保は総力戦 日本の現実解を示そう」記事の内容を一部、限定公開いたします。 5月から、経済産

下水道資源、メタン製造に活用 横浜市と東京ガスが実証開始
2024.09.02

下水道資源、メタン製造に活用 横浜市と東京ガスが実証開始

 横浜市と東京ガスが、下水道資源を都市ガスの主成分であるメタン製造に活用する実証を始めた。関係施設が集積する鶴見区末広町で、下水処理の過程で回収した二酸化炭素(CO2)や水を原料に使い、より環境を重視した地域連携モデルの有効性を検証する。 市と東京ガスは2022年1月、CO2と水

尹大統領と面会のIEA事務局長 韓国の原発技術を評価
2024.09.02

尹大統領と面会のIEA事務局長 韓国の原発技術を評価

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日、ソウルの大統領室で国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長と面会した。 大統領室によると、尹大統領は昨年9月の国連総会でカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)の早期達成に向け提唱した「カーボンフリー

万博パビリオン「電力館」 可能性のタマゴたち、83%が完成 
2024.09.02

万博パビリオン「電力館」 可能性のタマゴたち、83%が完成 

電気事業連合会は2日、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」の建設状況を報道陣に公開した。名前の通り、外観はたまごのような楕円(だえん)形をしており、工事進捗(しんちょく)率は8月末時点で83%となっている。完成は来年1月を予定している。電力館

燃料デブリ回収中断、経産相への報告を直前で延期 東電
2024.09.02

燃料デブリ回収中断、経産相への報告を直前で延期 東電

 東京電力福島第1原発の溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の初回収に向けた2号機での作業が中断されたトラブルで、2日に予定していた小早川智明社長による斎藤健経済産業相への報告が直前に延期された。東電がこの日の定例記者会見で明らかにした。 東電は2日午後、作業が中断した原因や対策を報告

再生可能エネルギーを有効活用 四国電力が昼間に割安となる新料金メニュー 9月3日から受け付け
2024.09.02

再生可能エネルギーを有効活用 四国電力が昼間に割安となる新料金メニュー 9月3日から受け付け

 四国電力は、昼間の電気料金の単価が夜間よりも割安となる家庭向けの新しい料金メニューの受け付けを9月3日から始めます。 新しい料金メニュー「昼トクeプラン」は、主に昼間にお湯を沸かすヒートポンプ給湯器「おひさまエコキュート」を使用している家庭が対象で、10月から利用できます。

小泉純一郎氏、2年前の「人生最後の取材」で明かした愛息・進次郎「総理当選に足りないもの」
2024.09.02

小泉純一郎氏、2年前の「人生最後の取材」で明かした愛息・進次郎「総理当選に足りないもの」

 9月12日告示、27日に投開票がおこなわれる自民党総裁選で、6日に出馬表明を予定している小泉進次郎氏の新総裁就任が現実味を帯びている。本誌も小泉新内閣を前提とした組閣名簿を報じているが、裏金問題で揺れた自民党の刷新に向けた動きが活発化している。 小泉氏は8月30日に記者団の質問

夏なのにガス代が「1万円超え」でビックリ!まさか夫が湯船を10度以上高くして高温サウナ状態にしていたとは…どのくらいガス代を損したのでしょうか?
2024.09.02

夏なのにガス代が「1万円超え」でビックリ!まさか夫が湯船を10度以上高くして高温サウナ状態にしていたとは…どのくらいガス代を損したのでしょうか?

自宅でサウナを楽しめる環境があれば、毎日の充実度が格段に向上するでしょう。しかし、湯船をサウナのように利用する場合、コストが気になるところです。ガス代が高く家計に影響が出る場合は、使用頻度を見直す必要があります。本記事では、湯船のお湯を10度以上高くした場合のガス代について解説し

札幌・すすきので一時停電 停電直後は「困っています」も50分で復帰 原因は調査中
2024.09.02

札幌・すすきので一時停電 停電直後は「困っています」も50分で復帰 原因は調査中

2日午後、すすきのを含む札幌の中心部でおよそ350戸が停電しました。現在復旧していますが、北電が原因を調査しています。午後1時20分ごろ、札幌市中央区南二条から南五条のすすきのを含むエリアで、一時最大350戸が停電しました。(ビルの管理人)「飲食店が入

首都圏CCS事業設計 JOGMECが採択 日本製鉄など3社に委託
2024.09.02

首都圏CCS事業設計 JOGMECが採択 日本製鉄など3社に委託

 日本製鉄、INPEX、関東天然瓦斯開発は30日、共同で応募した首都圏CCS事業が、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の先進的CCS事業の設計作業などの委託事業に正式に採択されたと発表した。3社とJOGMECの間で委託契約を結んだ。

経済産業省 カーボンマネジメント課 先進的CCS大幅増額
2024.09.02

経済産業省 カーボンマネジメント課 先進的CCS大幅増額

 経済産業省の来年度予算概算要求で、燃料環境適合利用推進課(カーボンマネジメント課)関連は333億2000万円と本年度当初予算比24・8%増える。先進的CCS事業は昨年度補正予算で204億円を計上、本年度当初予算は少なかったため、当初予算では大幅増額。高炉大手も絡む先進的CCS支援事業などGX

“サメ肌”加工の環境配慮型貨物機がアジア初就航 年間800トンのCO2排出量削減へ
2024.09.02

“サメ肌”加工の環境配慮型貨物機がアジア初就航 年間800トンのCO2排出量削減へ

飛行中の空気抵抗を減らすことができる特殊なフィルムを機体に貼った環境配慮型の貨物機がきょうから就航します。貨物専用機の胴体には、リブレット加工フィルムと呼ばれるサメ肌の凸凹した構造をまねたフィルムが貼られています。フィルムには50マイクロメートル=0.05ミリメート

リビア石油企業アラビアン・ガルフ、生産再開 日量最大12万バレル
2024.09.02

リビア石油企業アラビアン・ガルフ、生産再開 日量最大12万バレル

[1日 ロイター] - リビアの石油会社アラビアン・ガルフ・オイル・カンパニー(AGOCO)は、国内需要に対応するため日量最大12万バレルの生産を再開した。エンジニアが1日明らかにした。輸出は引き続き停止している。リビアでは、中央銀行総裁人事を巡る東西政権の対立に伴い国内

能登半島地震の体験と珠洲原発の恐怖  落合誓子[ノンフィクションライター/珠洲市在住]
2024.09.02

能登半島地震の体験と珠洲原発の恐怖  落合誓子[ノンフィクションライター/珠洲市在住]

●はじめに 能登半島地震についてはいまだに大きな爪痕(つめあと)を地元に残したままだ。新聞・テレビなどは現地入りした記者の取材報告を伝えてきたが、今回掲載する報告は、地元在住者ならではの生々しいレポートだ。珠洲原発の恐怖など大手メディアがほとんど伝えていない現実も伝えている。筆者

リビア石油生産が63%急減、油田操業停止で=国営石油公社
2024.09.02

リビア石油生産が63%急減、油田操業停止で=国営石油公社

[カイロ 30日 ロイター] - リビアの石油資源を管理する国営石油公社(NOC)は30日、東部と西部の勢力対立で分裂政府状態が続く中、油田の操業停止拡大により国内の総石油生産量の約63%が失われたと発表した。NOCは石油部門がリビア経済の屋台骨であると強調し、油田の操業

「債務超過でも問題ない」英オクトパスエナジー、東京ガス系新電力が語る戦略と自由化の障壁
2024.09.02

「債務超過でも問題ない」英オクトパスエナジー、東京ガス系新電力が語る戦略と自由化の障壁

2021年に日本上陸したイギリス発の新電力オクトパスエナジーが、急成長している。同社は日本進出にあたり、日本最大の新電力・東京ガスと合弁会社「TGオクトパスエナジー」を設立し、着実に販売を伸ばしてきた。その勢いは新電力の撤退・倒産が相次いだ電力危機下でも衰えず、20

ロシア、ウクライナの「大規模」無人機攻撃を撃退と主張
2024.09.02

ロシア、ウクライナの「大規模」無人機攻撃を撃退と主張

【AFP=時事】ロシア国防省は1日、ウクライナが首都モスクワおよび14州の発電所と製油所に「大規模な」無人機攻撃を仕掛けたが、158機を撃墜したと発表した。 国防省は、無人機を撃墜した場所はウクライナと国境を接するクルスク(Kursk)、ブリャンスク(Bryansk)、ボロネジ(

原油先物は続落、OPECプラスの増産見通しなどで
2024.09.02

原油先物は続落、OPECプラスの増産見通しなどで

Florence Tan[シンガポール 2日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は先週末から続落している。米中の需要が低迷する中、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が10月から増産する見通しであることなどが背景。

中国シノケム、エクソンとの米シェール合弁解消を検討=関係筋
2024.09.02

中国シノケム、エクソンとの米シェール合弁解消を検討=関係筋

Shariq Khan[ニューヨーク 30日 ロイター] - 中国の国営石油・化学会社である中国中化集団(シノケム)は、石油メジャーのエクソンモービルとの米シェール合弁事業で保有する株式40%を売却することを検討している。関係者がロイターに語った。シノケムは