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「雨降らなくても放射線微粒子落ちてくるの当たり前」被爆者の新たな線引き「雨と灰」への疑問 被爆体験者
8時間前

「雨降らなくても放射線微粒子落ちてくるの当たり前」被爆者の新たな線引き「雨と灰」への疑問 被爆体験者

今月9日、長崎地裁で言い渡された被爆体験者訴訟の判決では、原爆後に被爆地域の外で降った「雨」による被ばくの可能性を認めた一方、「灰」による被ばくの可能性は認めませんでした。予想もしていなかった「雨と灰」という新たな線引きについて、専門家からは疑問の声が上がっています。原告44人の

福島甲状腺検査の「正しい理解」が阻害された。元検査室長の医師が向き合う「過剰診断」の被害【上】
2024.09.18

福島甲状腺検査の「正しい理解」が阻害された。元検査室長の医師が向き合う「過剰診断」の被害【上】

東京電力福島第一原発事故後に始まった福島県「県民健康調査」甲状腺検査は、10月で開始から13年となる。事故当時18歳以下だった県民ら約38万人を対象に実施されており、3月末現在で338人が甲状腺がん(疑い含む)と診断され、285人が手術を受けている。100万人に数人という割合で見

ジェームズ・キャメロン監督、原爆がテーマの新作に着手 広島・長崎で「二重被ばく」した男性の実話を軸に構想
2024.09.17

ジェームズ・キャメロン監督、原爆がテーマの新作に着手 広島・長崎で「二重被ばく」した男性の実話を軸に構想

 ハリウッドの巨匠ジェームズ・キャメロン監督が、原爆をテーマにした新作映画「ラスト・トレイン・フロム・ヒロシマ(原題)」に着手することが明らかになったと、米Deadlineが報じている。本作は、2009年公開の「アバター」以来の非「アバター」作品となる可能性がある。 キャメロン監

「必ず勝てると思っています」被爆体験者訴訟 長崎地裁判決を前に 原告や支援者らが集会 長崎市
2024.09.08

「必ず勝てると思っています」被爆体験者訴訟 長崎地裁判決を前に 原告や支援者らが集会 長崎市

「被爆体験者」を被爆者と認めるよう求めている裁判の判決が9日、長崎地裁で言い渡されるのを前に8日、原告や支援者らが長崎市で集会を開きました。被爆体験者訴訟・原告団長 岩永千代子さん「私たちはどこまでも真実を求めていきます。真実が分かる、どこかで明らかになることを希望

「私たちを被爆者と認めて」 体験者訴訟の原告団長 長崎
2024.09.08

「私たちを被爆者と認めて」 体験者訴訟の原告団長 長崎

 「私たちを被爆者だと認めてほしい」。 国が定める援護対象区域外で長崎原爆に遭った「被爆体験者」の岩永千代子さん(88)は、懸命に訴え続けてきた。被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の原告団長として9日の判決で勝訴し、「一刻も早く全員に手帳を」と願っている。 岩永さんは

援護区域外での被爆者認定焦点 体験者訴訟、9日判決 長崎地裁
2024.09.08

援護区域外での被爆者認定焦点 体験者訴訟、9日判決 長崎地裁

 国が定める被爆援護対象区域の外で長崎原爆に遭ったため被爆者と認定されていない「被爆体験者」ら44人(うち4人死亡)が、長崎県と長崎市に被爆者健康手帳の交付を求めた訴訟の判決が9日、長崎地裁である。  国は長崎の被爆援護区域として爆心地から南北約12キロ、東西約7キ

「生きている間にできるのか」事故から13年半…燃料デブリ“試験的取り出し”開始へ
2024.08.22

「生きている間にできるのか」事故から13年半…燃料デブリ“試験的取り出し”開始へ

福島第一原発事故から13年。事故により溶け落ちた『燃料デブリ』の取り出しがようやく22日から始まります。しかし、廃炉完了までの道のりはまだ遠いようです。新たな段階に入る廃炉を、地元の住民はどう見ているのでしょうか。伏見明義さん(73)「私たちは見守って

第五福竜丸、被ばく70年展 建造地の和歌山・串本で
2024.08.06

第五福竜丸、被ばく70年展 建造地の和歌山・串本で

 1954年に米国が太平洋・ビキニ環礁で実施した水爆実験でマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから今年で70年となることに合わせ、船の建造地の和歌山県串本町にある文化センターで6日、「平和の歴史展」が始まった。入場無料で11日まで。 歴史展では世界の核被害を追うフォトジャーナリス

<キャンパる>第五福竜丸で被ばくした父 その「心の痛み」語り継ぎたい
2024.07.18

<キャンパる>第五福竜丸で被ばくした父 その「心の痛み」語り継ぎたい

 1954年、米国が太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験により、周辺海域で操業していた静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした。広島、長崎への原爆投下に続き、水爆でも日本人が被害にあった事件から70年。当時を知る人がわずかとなる中、元乗組員の父親の体験について語り始めた女性がいる。なぜ今

被ばく時の受け入れ円滑に 福島医大と東京電力が協定締結
2024.07.04

被ばく時の受け入れ円滑に 福島医大と東京電力が協定締結

 東京電力福島第1原発で廃炉作業員が想定外の被ばくをしたり、放射性物質で身体が汚染されたりした際、入院などを円滑に進められるよう、福島県立医大と東電は4日、福島市の県立医大で協定を結んだ。 締結式で東電の小早川智明社長は「第1原発の緊急医療室と県立医大の医師同士で被ばく医療に関す

甲状腺がんの「過剰診断」問題、福島県議会で議員が指摘。専門家が「2年後のお楽しみ」と発言したことも明らかに
2024.06.26

甲状腺がんの「過剰診断」問題、福島県議会で議員が指摘。専門家が「2年後のお楽しみ」と発言したことも明らかに

福島県が東京電力福島第一原発事故後に始めた甲状腺検査をめぐり、6月26日に開かれた県議会6月定例会で、「過剰診断」の問題が取り上げられた。甲状腺検査については、治療の必要がなく、放置しても無害に経過する甲状腺がんを診断・治療する過剰診断が起きている、という声が上がっている。また、

長崎放送、福島で「低線量被ばくが横たわる」と報道。記事の一部を削除も、ミスリードの恐れ。取材への回答は
2024.06.25

長崎放送、福島で「低線量被ばくが横たわる」と報道。記事の一部を削除も、ミスリードの恐れ。取材への回答は

長崎県の地元局「長崎放送(NBC)」(長崎市)が配信した記事「福島原発事故とも絡む被爆体験者の救済 波紋呼ぶ“低線量被ばく”の評価」(見出しは当時)にSNS上で疑問の声が集まっている。記事には当初、「低線量被ばくが横たわる福島」や「低線量被ばくの健康影響がないと言ったら原発に恩恵

被爆体験者は「救済に支障…提出しないで」 医師などの研究会が健康被害で報告書【長崎市】
2024.06.05

被爆体験者は「救済に支障…提出しないで」 医師などの研究会が健康被害で報告書【長崎市】

被爆体験者の救済をめぐり「被爆地域」の拡大などを目指す研究会が、長崎市の鈴木市長に報告書を提出しました。長崎市長に報告書を提出したのは医師などでつくる「長崎市原爆放射線影響研究会」です。研究会は2013年に市が設置しました。「被爆体験者」の救済につなが

裁判長ら、原告の自宅跡地などを視察 福島第1原発巡る生業訴訟
2024.06.01

裁判長ら、原告の自宅跡地などを視察 福島第1原発巡る生業訴訟

 東京電力福島第1原発事故に伴い、避難した福島県民ら約1800人が国と東電に原状回復や慰謝料を求めている福島訴訟(生業(なりわい)訴訟)第2陣で、福島地裁の小川理佳裁判長らが31日、除染で出た廃棄物などを保管している大熊町の中間貯蔵施設などを訪れ、原告が事故前に暮らしていた現地を視察した。

サムスン電子器興事業所の作業員2人が放射線に被ばく…原子力安全委員会が現場調査
2024.05.30

サムスン電子器興事業所の作業員2人が放射線に被ばく…原子力安全委員会が現場調査

サムスン電子器興(キフン)事業所で勤務する作業員が放射線に被ばくし原子力安全委員会が現場調査を始めた。原子力安全委員会は29日、サムスン電子器興事業所で27日に発生した生産ライン作業者2人の放射線被ばく事故を調査していると明らかにした。原子力安全委員会はこの日、被ばく事故が発生し

ビキニ70年、ブルーレイ復刻 新藤兼人監督「第五福竜丸」 担当者「核問題考える契機に」
2024.05.20

ビキニ70年、ブルーレイ復刻 新藤兼人監督「第五福竜丸」 担当者「核問題考える契機に」

 遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で水爆実験に遭遇してから70年。 この問題を題材とした映画「第五福竜丸」(1959年、新藤兼人監督)がこのほど、ブルーレイディスクで復刻された。携わった第五福竜丸展示館(東京都江東区)の担当者は「映画が核問題を考えるき