# 昆虫学

仲間の命を救うため脚切断、オオアリの意外な行動確認 新研究
16時間前

仲間の命を救うため脚切断、オオアリの意外な行動確認 新研究

(CNN) 米フロリダ州に生息するオオアリは負傷した巣の仲間の命を救うため、脚を噛(か)みちぎる――。そんな新たな研究結果が明らかになった。切断を受けたアリの約90~95%は生き延び、脚を失っても元気で巣内の仕事を続けるという。研究結果は科学誌カレントバイオロジーに

蚊はなぜ異種交配しないのか? オスが同種のメスを見分ける方法
2024.07.03

蚊はなぜ異種交配しないのか? オスが同種のメスを見分ける方法

 オスの蚊は同種のメスの羽音を聞き分けていることがわかったと、名古屋大のチームが2日発表した。オスは羽音を頼りにメスに近づくが、聞き分けによって異種交配を避けているとみられる。特定の種類のオスを音でおびき寄せ、繁殖を抑えるといった応用が期待できるという。 日本の在来種であるヒトス

蝶が大西洋横断に成功、4200キロを休みなく飛行 新研究
2024.07.02

蝶が大西洋横断に成功、4200キロを休みなく飛行 新研究

(CNN) 科学者らはチョウの群れが大西洋を約4200キロ以上も止まることなく飛んだ証拠を発見した。6月25日にネイチャー・コミュニケーションズ誌に掲載された研究で明らかになった。この発見により、昆虫学者で筆頭著者のジェラルド・タラベラ博士が抱えていた10年にわたる謎が解明された

【新発見】蚊に刺されない夏が来る!? 蚊の吸血を止めるメカニズム解明! 理研
2024.07.02

【新発見】蚊に刺されない夏が来る!? 蚊の吸血を止めるメカニズム解明! 理研

理化学研究所らの研究グループは、哺乳類の血液中に存在する「フィブリノペプチドA」が、ネッタイシマカの吸血の停止作用を発見しました。この内容について久高医師に伺いました。編集部:理化学研究所らの研究グループが発表した内容について教えてください。久高先生:

国立科学博物館、特別展「昆虫 MANIAC」を7月13日より開催
2024.07.02

国立科学博物館、特別展「昆虫 MANIAC」を7月13日より開催

国立科学博物館は、昆虫をテーマとした特別展「昆虫 MANIAC」を、2024年7月13日(土)から10月14日(月・祝)まで開催する。入場料は、一般・大学生が2,100円(税込)、小・中・高校生は600円(税込)。なお、ナショナル ジオグラフィックでは、開催を記念して同展の監修を務める昆虫博士

なんで作ろうと思ったのか 折り紙で折った「マダニ」の再現度がすごい、吸血して膨らんだ姿も
2024.07.02

なんで作ろうと思ったのか 折り紙で折った「マダニ」の再現度がすごい、吸血して膨らんだ姿も

 折り紙で「マダニ」を折ってみたという投稿が100万件以上表示され、「うまい!」「再現度が高い!」と話題になっています。あらためて、折り紙ってすごい! そして、リアル。 マダニで折った折り紙作品を投稿したのは、生き物、特に昆虫が好きだという、Xユーザーのサイド3の大蟷螂さんです。

ソウルで「愛の虫」大発生 温暖化影響、歓迎されず
2024.07.01

ソウルで「愛の虫」大発生 温暖化影響、歓迎されず

 【ソウル共同】韓国の首都ソウルなどで近年6~7月、「ラブバグ(愛の虫)」と呼ばれるケバエの一種が大量繁殖している。人には無害で、雄と雌がつながって飛び回るために付いた愛称こそほほえましい。だが大発生の背景には地球温暖化があるとされ、決して歓迎された存在ではない。 韓国メディアに

悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表
2024.06.29

悠仁さま、国際会議デビューへ 4年に1度の「昆虫のオリンピック」で皇居でのトンボ研究の成果を発表

“若き研究者”がついに国際会議デビューを果たす。8月25日から5日間、京都で開催される国際昆虫学会議に《Hisahito Akishinonomiya》と、悠仁さまの名がエントリーされているのだ。 今年で27回目を迎える国際昆虫学会議は、昆虫学の分野では世界最大規模の学会で「昆虫

悠仁さま 8月の国際昆虫学会議で「皇居のトンボ研究」を発表 表彰されれば「東大推薦入試」の実績に
2024.06.28

悠仁さま 8月の国際昆虫学会議で「皇居のトンボ研究」を発表 表彰されれば「東大推薦入試」の実績に

 秋篠宮家がルクセンブルクのギヨーム皇太子を赤坂御用地に招き、6月10日に夕食会が催された。ご家族とともに出席した悠仁さまも“通訳なし”で会食を楽しまれたことから、英語でのコミュニケーション力の高さが話題になった。そんな悠仁さまの名前が、あるインターネットサイトに登場し、関係者の間で注目されて

「馬上槍試合ゾウムシ」は体重の差が26倍もあると判明、普通は3倍前後、どういうこと?
2024.06.25

「馬上槍試合ゾウムシ」は体重の差が26倍もあると判明、普通は3倍前後、どういうこと?

 パナマの熱帯雨林でイチジクの木が倒れると、奇妙な形の昆虫がどっと集まってきて戦いを始める。英名「ジャウスティング・ウィービル(学名 Brentus anchorago)」で、直訳すると「馬上槍試合ゾウムシ」だ(編注:馬上槍試合とは中世欧州でよく行われた騎士の競技)。このゾウムシの頭部は騎士が

将来「蚊」に血を吸われなくなる!?『吸血をやめる物質』を発見した研究者に聞く【ひるおび】
2024.06.25

将来「蚊」に血を吸われなくなる!?『吸血をやめる物質』を発見した研究者に聞く【ひるおび】

この季節の厄介者、「蚊」に血を吸われなくなる未来がやってくるかもしれません。6月20日、理化学研究所などの研究チームが、蚊がある成分に反応して吸血をやめることを発表しました。約7年にわたる研究を発表した佐久間知佐子氏に詳しく聞きます。■蚊は吸う血を選ん

異形、微小…ほんとうにマニアックな甲虫の世界(野村周平/甲虫研究者)
2024.06.23

異形、微小…ほんとうにマニアックな甲虫の世界(野村周平/甲虫研究者)

 甲虫、すなわち昆虫綱コウチュウ目の昆虫は、全昆虫の約3分の1を占める昆虫界最大の目(もく)で、世界中で35万種以上が知られている。日本からは約1万種が知られ、おもにカブトムシ、クワガタムシ、テントウムシ、ホタル、カミキリムシ、ゾウムシなどがよく知られている。ここでは、他ではめったに紹介される

「シロアリの天敵はアリ!」実はシロアリはゴキブリの仲間だった...ならばアリで駆除できる?さらに「マンションでも要注意?!」【画像閲覧注意・後編】
2024.06.22

「シロアリの天敵はアリ!」実はシロアリはゴキブリの仲間だった...ならばアリで駆除できる?さらに「マンションでも要注意?!」【画像閲覧注意・後編】

やっかいな害虫の筆頭、とも言えるシロアリです。【前編】では、シロアリの特性について、害虫駆除の専門家、東洋産業の大野竜徳さんに聞き、シロアリの天敵はアリだということが分かりました。■シロアリの天敵はアリ!シロアリは「ゴキブリ目」アリは「ハチ目」ーシロア

蚊の吸血止める分子発見 危険避け「腹八分目」で 理研など
2024.06.21

蚊の吸血止める分子発見 危険避け「腹八分目」で 理研など

 蚊には、人間や動物の皮膚で血を吸う時間が長引くと攻撃される危険があるため、満腹になる前に吸血をやめる習性がある。この習性を巡り、理化学研究所と東京慈恵会医科大の研究チームは、血液中の分子が、蚊に「腹八分目」で吸血を止めさせるシグナルになっていることを突き止めた。20日付の米科学誌セル・リポー

蚊の「食欲」促す血中成分を特定、被害防ぐ薬開発の可能性も…理化学研究所などのチーム
2024.06.21

蚊の「食欲」促す血中成分を特定、被害防ぐ薬開発の可能性も…理化学研究所などのチーム

 デング熱などを媒介するネッタイシマカが「腹八分目」で血を吸う行動をやめるメカニズムを解明したと、理化学研究所と東京慈恵会医科大のチームが発表した。針を刺すことで血液中に生じる物質が、蚊に満腹感をもたらしているという。蚊の被害を防ぐ薬の開発に役立つ可能性があり、論文が21日、科学誌セル・リポー

【速報】蚊に『血を吸われない』未来訪れる可能性『腹八分目』で停止シグナル利用し吸血終了と理研発表
2024.06.21

【速報】蚊に『血を吸われない』未来訪れる可能性『腹八分目』で停止シグナル利用し吸血終了と理研発表

理化学研究所は21日、蚊が『腹八分目』になると、停止シグナルを利用し、血を吸い終わるという新事実を発表しました。人間や犬、牛など様々な「生きもの」の血を吸う蚊。吸うたびに唾液や病原体が血管に送り込まれるため、多くの人が命を奪われているマラリアやデング熱の感染源にもな

蚊が腹八分目で血を吸うのを止める謎を解明 カギは血液に 理研など
2024.06.21

蚊が腹八分目で血を吸うのを止める謎を解明 カギは血液に 理研など

 蚊は、体重が2倍以上になるほどの血を素早く吸って皮膚から離れる。吸血を止める信号があるためで、この信号になる物質を理化学研究所と東京慈恵会医科大のグループが突き止めた。蚊に血を吸われると、かゆいだけでなく、日本脳炎、マラリアやデング熱などの病原体に感染する恐れがある。グループは感染症対策につ

悠仁さま 昆虫学の国際学術会議で共同研究者らと「ポスター発表」へ
2024.06.20

悠仁さま 昆虫学の国際学術会議で共同研究者らと「ポスター発表」へ

秋篠宮家の長男、悠仁さまが8月に開かれる昆虫学に関する世界最大規模の学術会議で「ポスター発表」をする研究グループのメンバーになっていることがわかりました。悠仁さまが、国際的な学術会議に研究成果を出されるのは初めてとみられます。悠仁さまがほかの研究者らと共同で「ポスター発表」という

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表
2024.06.14

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表

 琉球大学農学部の日室千尋博士と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宮竹貴久教授の研究チームは12日、オスのアリモドキゾウムシがメスのフェロモンにより「死んだふり」から覚醒することを世界で初めて発見したと発表しました。 研究成果は、日本動物行動学会の国際学術雑誌「Jou

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも
2024.06.13

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも

 クモの多くは獲物が自身の巣にかかるのを待っているが、獲物が巣にかかるのを運に任せないクモもいる。獲物を安全地帯からおびき出し、罠にかける巧妙な技をもっているクモたちだ。「まさしく感覚の世界です」とカナダ、ケベック大学モントリオール校の行動生態学者ピエール・オリビエ・モンティグリ