# 昆虫学

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表
2024.06.14

「死んだふり」したオスのゾウムシが「目覚める」のはメスのフェロモンの存在 琉球大・岡山大の研究チームが発表

 琉球大学農学部の日室千尋博士と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宮竹貴久教授の研究チームは12日、オスのアリモドキゾウムシがメスのフェロモンにより「死んだふり」から覚醒することを世界で初めて発見したと発表しました。 研究成果は、日本動物行動学会の国際学術雑誌「Jou

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも
2024.06.13

獲物を罠にはめるクモたちのスゴ技! 色や匂い、捕まったフリほか 身近なクモの仲間にも

 クモの多くは獲物が自身の巣にかかるのを待っているが、獲物が巣にかかるのを運に任せないクモもいる。獲物を安全地帯からおびき出し、罠にかける巧妙な技をもっているクモたちだ。「まさしく感覚の世界です」とカナダ、ケベック大学モントリオール校の行動生態学者ピエール・オリビエ・モンティグリ

雌のフェロモンの役割解明 ワモンゴキブリ、駆除剤に期待 福岡大
2024.06.12

雌のフェロモンの役割解明 ワモンゴキブリ、駆除剤に期待 福岡大

 九州や沖縄など、温暖な地域に生息するワモンゴキブリの雌が出す性フェロモンの役割を解明したと、福岡大理学部(福岡市)の渡辺英博助教らの研究グループが発表した。成果は米科学誌「PNASnexus」電子版に掲載された。新しい駆除剤への応用も期待されるという。 これまで、雌が放つ性フェ

〈激写〉221年ぶりに大量発生した何十億匹もの周期ゼミ、ナショジオの写真家がとらえた
2024.06.11

〈激写〉221年ぶりに大量発生した何十億匹もの周期ゼミ、ナショジオの写真家がとらえた

 米国の中西部と南東部で今、耳をつんざくような音が響いている。17年周期ゼミと13年周期ゼミが221年ぶりに同時に姿を現したのだ。地上に出た何十億匹という周期ゼミの目的は交尾をすることであり、そのために木にとまってジージーあるいはカチカチと鳴き続ける。ナショナル ジオグラフィックの写真家キース

今年は6月から活発化&大量発生! 覚えておきたい最新「蚊」学
2024.06.08

今年は6月から活発化&大量発生! 覚えておきたい最新「蚊」学

今年は「蚊」が大量発生するらしい。しかも、例年よりも活動が早いというのだ。どうすれば蚊に刺されなくなるのか。刺されたときはどうすればいいのか。最新の蚊への対処法を専門家に聞いた!* * *■除菌シート、扇風機で蚊から身を守れ!今年は5月から、最高気温が

ゴキブリの求愛行動にフェロモンが果たす役割を解明 新しい駆除法に活路 福岡大など
2024.06.04

ゴキブリの求愛行動にフェロモンが果たす役割を解明 新しい駆除法に活路 福岡大など

 衛生害虫のワモンゴキブリのメスが出す性フェロモンをオスが受容し、脳内で処理して求愛行動を起こす仕組みを福岡大学などの研究グループが解明した。2種類のフェロモンのうち、1種類は遠くのオスに届くと脳内神経が活性化しメスに引き寄せられる。もう1種類は行動活性を抑制してメスの近くにとどまらせ、交尾を

最年長ハエトリグモが、半年冬眠しても目覚めず…… 心配でたまらず触った結果に「泣きそうになった」「可愛いなぁ」
2024.06.03

最年長ハエトリグモが、半年冬眠しても目覚めず…… 心配でたまらず触った結果に「泣きそうになった」「可愛いなぁ」

 半年以上冬眠して目を覚まさないハエトリグモを心配し、恐る恐る起こしてみると……。初めて見る驚きの行動がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で10万回以上再生され、「長生きしてほしい」「泣きそうになった……!などの声が寄せられています(※虫が苦手な人は閲覧に注意してください)。<

221年に一度“セミの大量発生”始まる 1兆匹が羽化との予想も アメリカ
2024.06.01

221年に一度“セミの大量発生”始まる 1兆匹が羽化との予想も アメリカ

 アメリカで、221年に一度のセミの大量発生が始まりました。 大きさが3cmほどで日本のアブラゼミより少し小型の「素数ゼミ」と呼ばれるセミは、17年に1回大量発生します。成虫になると寿命は約4週間で、オスが大音量で鳴きます。 特に今年は「17年に1回」と「13年に1

「感動的な初夏の川辺のシンフォニー」 飛び交う虫たちに山女も釣り人もうっとりのフライフィッシング
2024.05.30

「感動的な初夏の川辺のシンフォニー」 飛び交う虫たちに山女も釣り人もうっとりのフライフィッシング

 山々の緑もすっかり色濃くなってきましたね。そろそろ梅雨の季節になりそうです。 気持ちよく晴れた5月の下旬、長野県北部から県境を越えて新潟県へと入りました。狙いは千曲川水系のとある川。野生味溢れる砲弾型のヤマメが釣れる場所です。さらに楽しみにしているのは、水生昆虫たちが一斉に羽化

青い目のセミが発見される。アメリカでは今年「1兆匹」の大量発生
2024.05.29

青い目のセミが発見される。アメリカでは今年「1兆匹」の大量発生

米イリノイ州シカゴ郊外で、青い目のセミが発見された。アメリカでは今年、221年ぶりに、「素数ゼミ」の13年ゼミと17年ゼミが同年に羽化を迎えるため、かつてない大量発生が予想されている。【BuzzFeed / Rikako Takahashi】PEOPLE誌によると5月20日、動物

雌ゴキブリの「性フェロモン」の役割解明 駆除剤の開発に期待
2024.05.24

雌ゴキブリの「性フェロモン」の役割解明 駆除剤の開発に期待

 ゴキブリの雌が発する性フェロモンが雄の行動を制御する仕組みを解明したと、福岡大などのチームが発表した。雌は雄を巧みに近づけて周りにとどめ、効果的に交尾をしていると考えられ、チームはゴキブリ駆除剤の開発に生かせるとしている。 ゴキブリの性フェロモンには、主成分と副成分があり、いず

福岡伸一さんら、「黒化型アゲハ」を報告 チョウ仲間も驚く珍しさ
2024.05.21

福岡伸一さんら、「黒化型アゲハ」を報告 チョウ仲間も驚く珍しさ

 生物学者で青山学院大教授の福岡伸一さん(64)が、アマチュアのチョウ研究家とともに「ジャコウアゲハの極めて珍しいタイプを発見した」と、チョウと昆虫の愛好家向け雑誌で発表した。専門家は「生きものが変化していく一場面を見せてくれているのかもしれない」と述べている。 ジャコウアゲハは

【カブトムシの謎】「一緒に暮らす幼虫」なぜ同時にサナギになる?その驚きの仕組みとは
2024.05.18

【カブトムシの謎】「一緒に暮らす幼虫」なぜ同時にサナギになる?その驚きの仕組みとは

「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル(田中幾太郎)
2024.05.18

「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル(田中幾太郎)

渋谷周辺に多数のカブトムシが…都市でも生き残る「驚きの適応力」とは?
2024.05.16

渋谷周辺に多数のカブトムシが…都市でも生き残る「驚きの適応力」とは?

今年のカメムシ「安心できる状況ではない」大発生の理由は“暖冬”…専門家らが注意を呼びかけ
2024.05.15

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カメムシ大量発生に警戒を 越冬した? 4月に150倍の地域も 京都
2024.05.15

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浮気せずに夫婦で子育てに励むゴキブリの純愛、人類が見習うべきクチキゴキブリの生態に迫る
2024.05.12

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今まで誰も気づかなかった…世界的に有名な蝶の「はね」に隠された驚きの「新事実」
2024.05.07

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