# 密教

笠置寺 花曼荼羅(まんだら)で参拝者を涼やかに癒す 京都府笠置町
2024.08.25

笠置寺 花曼荼羅(まんだら)で参拝者を涼やかに癒す 京都府笠置町

仏教の悟りの境地を涼やかに、花で表現した曼荼羅(まんだら)が京都府南部の寺で参拝者を癒しています。標高288mのほぼ山頂に巨大な石がそびえ立つ笠置町の笠置寺は、巨石に刻まれた高さ15mの本尊・弥勒菩薩が存在感を示しています。その手前にある正月堂には、およそ100個のガラス容器が並べられました。

空海ゆかりの神護寺の国宝が東京に、本尊《薬師如来立像》は寺外初公開、真言密教の宇宙世界を表した《両界曼荼羅》
2024.07.31

空海ゆかりの神護寺の国宝が東京に、本尊《薬師如来立像》は寺外初公開、真言密教の宇宙世界を表した《両界曼荼羅》

 中国・唐から帰国した空海が活動の拠点とした京都・神護寺。空海ゆかりの寺宝をはじめ、文化財の数々を紹介する特別展「神護寺ー空海と真言密教のはじまり」が東京国立博物館にて開幕した。 文=川岸 徹 ■ 超人と語られる伝説の僧侶 真言宗の開祖・空海。その人生

【京都・神護寺創建1200年】空海が真言密教の最初の本拠地に選んだ理由とは
2024.07.25

【京都・神護寺創建1200年】空海が真言密教の最初の本拠地に選んだ理由とは

 弘法大師・空海が唐からの帰国後に真言密教の最初の本拠地にした京都・神護寺(じんごじ)。同寺には数々の寺宝があることで知られる。その貴重な文化財を紹介する創建1200年記念特別展「神護寺」が東京国立博物館で開かれている(会期は2024年9月8日まで)。この記事では、神護寺と空海との深い関わりに

世界遺産登録20周年「高野山」で「宿坊」に泊まってみた! 意外すぎる「精進料理」&聖地の修行体験レポ
2024.07.07

世界遺産登録20周年「高野山」で「宿坊」に泊まってみた! 意外すぎる「精進料理」&聖地の修行体験レポ

 平安時代初期に弘法大師空海が開創した「高野山」は、和歌山県の標高約1,000m級の山々に囲まれた、真言密教の聖地である。 その高野山を擁する「紀伊山地の霊場と参詣道」が2024年7月7日、世界遺産登録20周年を迎える。今回は人々を魅了して止まない、高野山のおすすめのスポットや宿

名門紀氏の出身でありながら少年期に出家、空海の弟子となった僧・真済​、すさまじい遭難を経て生き残った尊い人生
2024.06.27

名門紀氏の出身でありながら少年期に出家、空海の弟子となった僧・真済​、すさまじい遭難を経て生き残った尊い人生

(歴史学者・倉本 一宏) 日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝(こうそつでん)」。この連載では藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで、興味深い人物に関する薨卒伝を取り上げ、平安京に生きた面白い人々の実像を紹介します。今回は『日本三代実録』より、僧の真済​を紹介しま

素足で炭火の上歩き無病息災願う 富山県射水市・金胎寺で火渡り大祭
2024.06.03

素足で炭火の上歩き無病息災願う 富山県射水市・金胎寺で火渡り大祭

 射水市戸破(小杉)の真言宗金胎寺(こんたいじ)で2日、火渡り大祭「柴燈大護摩(さいとうおおごま)祈願法要」が営まれた。行者や参拝者らが素足で炭火の上を歩いて汚れを払い、無病息災や災害復興を願った。 境内にヒバの木を組み合わせた護摩壇を設置。火を付け、願い事を記した護摩木を投げ込

展示品8割が国宝・重文、かつてない空海展 奈良国立博物館「空海 KŪKAI」
2024.05.10

展示品8割が国宝・重文、かつてない空海展 奈良国立博物館「空海 KŪKAI」