# 宇宙物理学

天体の質量は、どうやって測っている?「あの星は太陽質量の10倍です」と天文学者が言える理由
2024.07.02

天体の質量は、どうやって測っている?「あの星は太陽質量の10倍です」と天文学者が言える理由

 時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。よく天文学の話題では「あの天体は太陽質量の10倍です」というような言われ方をします。でも、何光年も離れ

謎の電波を発していた天体「パルサー」。宇宙精密時計ともいわれるその星の正体「中性子星」とはどんな星なのか?
2024.07.01

謎の電波を発していた天体「パルサー」。宇宙精密時計ともいわれるその星の正体「中性子星」とはどんな星なのか?

 時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。この記事では観測された謎の重力波「ナノヘルツ重力波」の正体に迫るため、その観測手法のもととなった電波天

北海道の夜空に赤いオーロラ 「太陽フレア」の影響か
2024.06.29

北海道の夜空に赤いオーロラ 「太陽フレア」の影響か

 北海道の広い範囲で28日夜から29日未明にかけ、オーロラとみられる現象が観測された。北海道名寄市のなよろ市立天文台では職員の渡辺文健さんが、うっすらと赤く光る夜空の撮影に成功した。 情報通信研究機構は29日、28日夜に磁気嵐が発生したとして、臨時情報を出した。名古屋大の塩川和夫

変動周期「23時間56分」で宇宙から届く謎の電波の正体はなんだったのか?偶然が生み出した天文学「電波天文学」
2024.06.29

変動周期「23時間56分」で宇宙から届く謎の電波の正体はなんだったのか?偶然が生み出した天文学「電波天文学」

 時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。この記事では観測された謎の重力波「ナノヘルツ重力波」の正体に迫るため、その観測手法のもととなった電波天

地震波には「縦波」と「横波」がありますが、重力波はどちらでしょうか?じつは、これが重力波観測の重要なカギなんです
2024.06.27

地震波には「縦波」と「横波」がありますが、重力波はどちらでしょうか?じつは、これが重力波観測の重要なカギなんです

 時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。 この記事では観測された謎の重力波「ナノヘルツ重力波」の正体に迫るため、現代の物理学でも

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“ケンタウルス座”の不規則銀河「NGC 5253」
2024.06.26

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した“ケンタウルス座”の不規則銀河「NGC 5253」

こちらは「ケンタウルス座」の方向約1100万光年先の不規則銀河「NGC 5253」です。青い星々に彩られた中心部分を取り囲むように赤色を帯びたガスと塵(ダスト)の雲が広がっている様子が捉えられています。不規則銀河とは、渦巻腕(渦状腕)や回転対称の円盤部など渦巻銀河で見られるような

周期は約1時間 観測史上最も自転が遅い中性子星「ASKAP 1935+2148」を発見
2024.06.23

周期は約1時間 観測史上最も自転が遅い中性子星「ASKAP 1935+2148」を発見

「中性子星」は宇宙に存在する強力な電波放射源の1つです。その自転周期は短く、通常は数秒未満で、自転周期が1秒未満の中性子星も珍しくありません。シドニー大学のManisha Caleb氏を筆頭著者とする国際研究チームは、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の電波望遠鏡「

ブラックホールの“目覚め”を捉えた瞬間。暗闇のなかで突如…
2024.06.23

ブラックホールの“目覚め”を捉えた瞬間。暗闇のなかで突如…

今から5年前、地球から3億光年離れた“とある銀河”が突如として明るく輝き出して、紫外線、可視光線や赤外線を放ち始めました。その銀河は引き続き増光していき、今年に入ってからはX線も放出し始めています。2019年以前の20年間、このとある銀河「SDSS1335+0728」の明るさが変

観測史上初、大質量ブラックホールの「覚醒」をリアルタイムで追跡
2024.06.21

観測史上初、大質量ブラックホールの「覚醒」をリアルタイムで追跡

観測史上初となる、遠方の銀河の中心にある大質量ブラックホールの覚醒を、科学者らは圧倒されて眺めている。2019年に謎の増光を示した銀河の5年にわたる調査により、銀河において未だかつて確認されたことのない変化が観測された。この変化は、中心にある大質量ブラックホールが周囲のガスを吸い

ブラックホールの「目覚め」初観測 ESO
2024.06.19

ブラックホールの「目覚め」初観測 ESO

【AFP=時事】欧州南天天文台(ESO)は18日、「眠っていた」超大質量ブラックホールが「目を覚まし」、銀河の中心部を輝かせる様子を初めて観測したと発表した。 地球から3億光年離れたおとめ座方向にある銀河「SDSS1335+0728」は長年変化が見られなかったが、2019年後半に

「観測史上最古」宇宙誕生からわずか2.9億年後の銀河、JWSTが発見
2024.06.17

「観測史上最古」宇宙誕生からわずか2.9億年後の銀河、JWSTが発見

宇宙を誕生させたと考えられている大爆発「ビッグバン」からわずか2億9000万年後に存在していた、観測史上最古で最も遠方にある銀河が、米航空宇宙局(NASA)のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による観測で発見された。同じくJWSTが観測した、ビッグバンから3億2000万年後の銀河がこれ

中国「嫦娥6号」、着陸機を探査車が撮影–「映える」位置まで自律走行
2024.06.17

中国「嫦娥6号」、着陸機を探査車が撮影–「映える」位置まで自律走行

中国の「嫦娥6号」(Chang’e-6)の小型探査車(ミニローバー)が着陸機(ランダー)の写真を撮影し地球に送信した。 嫦娥6号は月の裏側からの試料回収(サンプルリターン)を目指すミッションで、6月2日にランダーと上昇機(アセンダー)がエイトケン盆地のアポロクレーターに着陸した。

惑星系の形成理論を揺るがす新説、「星間媒質との関連」が鍵に
2024.06.12

惑星系の形成理論を揺るがす新説、「星間媒質との関連」が鍵に

惑星系の形成に関する従来の理論では、惑星は星形成の副産物にすぎないと長年見なされている。低温で濃密な分子雲が崩壊し、回転するガスと塵(固体微粒子)の円盤になり、ここから恒星と惑星が比較的孤立した状態で形成されると考えられている。星形成の場となる分子雲の崩壊を誘発する原因は、分子雲

このまま膨張し続けたら、宇宙はどうなってしまうのか…「最悪のシナリオ」と「人類に残された希望」
2024.06.05

このまま膨張し続けたら、宇宙はどうなってしまうのか…「最悪のシナリオ」と「人類に残された希望」

 138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか?  本連載では、第一線の

若手の女性研究者ら表彰…国際的な活躍を期待 第3回「羽ばたく女性研究者賞」授賞式
2024.05.23

若手の女性研究者ら表彰…国際的な活躍を期待 第3回「羽ばたく女性研究者賞」授賞式

国際的な活躍が期待される若手の女性研究者らが表彰されました。「羽ばたく女性研究者賞」は、日本の若手女性研究者の活躍推進に向けて、ポーランド出身の女性科学者マリー・キュリーにちなみ、駐日ポーランド大使館と科学技術振興機構が共同で創設した科学賞です。第3回となる今年の最

存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる
2024.05.16

存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる

もしもブラックホールに落ちたら…… NASAが再現動画を公開 近いほど“時間がゆっくり”になる現象など解説
2024.05.07

もしもブラックホールに落ちたら…… NASAが再現動画を公開 近いほど“時間がゆっくり”になる現象など解説