【レスリング】前には熊、後ろには狼…パリで2連覇挑む須崎優衣が海外での仰天エピソード告白

AI要約

パリ五輪で2連覇を目指す須崎優衣が、ロシアでの武者修行エピソードを明かす。

海外で熊とオオカミに遭遇し、メンタルを鍛える体験をした須崎。

合宿地での熊対策や精神力の重要性について須崎が語る。

【レスリング】前には熊、後ろには狼…パリで2連覇挑む須崎優衣が海外での仰天エピソード告白

 前門の「熊」、後門のオオカミにも打ち勝つメンタルを-。レスリング女子50キロ級でパリ五輪で2連覇を目指す須崎優衣(24=キッツ)が、短信武者修行した海外での仰天エピソードを明かした。

 1日、日本女子レスリング界の「聖地」、新潟県十日町での代表合宿が公開され、田園風景の中にある通称「金メダル坂」を選手2人を背負って駆け上がる練習などを終えた後、話題は5月に訪問したロシア南部ダゲスタン共和国での滞在に。「熊にちょっと追い詰められちゃって、次の部屋行ったら今度はオオカミが追い詰めてきて。もう危ない状況だったんですけど」と苦笑しながら振り返った。

 現地の友人らに連れて行ってもらった動物園では、おりの中への人の行き来が自由。赤ちゃんではあるが、虎などの猛獣も来訪者に次々に抱っこされていた。最中、見たのは小熊が抱きかかえた人の手を引っかく光景。パリの大舞台を控える身ゆえに触れ合いも断って次の部屋で向かったが、そこにいたのは小オオカミ。「怖かったんですけど、乗り越えられたので、本当に精神力が鍛えられたかな」と前向きに捉えた。

 知人のレスラーは、自宅に虎の子を飼っており、子供とレスリングをさせているなど、ダゲスタンの仰天事情を目の当たりにした。今回の合宿地は山間にあり、山道を走るランニングコースには、皆が熊よけの鈴を身に着けて走る。これまでも幾度も訪れている須崎でも遭遇はないが、「多分、絶対に逃げちゃう。でも、現地の方は逃げずに戦うと思うんで…。精神を鍛えないと」と冗談も交えて誓った。

 当然、クマにレスリングを挑もうとは考えていないが、試合においても恐怖心に打ち勝つメンタルは大事。パリへの2連覇へ向けても、思わぬ動物園での開眼となった。