ダルビッシュ 日米通算201勝目ならず リーグ最少得点・マーリンズ相手に3回3失点、今季3敗目

AI要約

パドレスのダルビッシュ有投手がマーリンズに3回6安打3失点で敗戦。自己最短の投球内容となり、5勝目及び日米通算201勝目を逃す。

相手チームはリーグ最低勝率のマーリンズだったが、2回と3回に失点を重ね、チームの連勝も3でストップ。

ダルビッシュは前回登板に続き、制球力を欠いた投球となり、目指していた次の目標である201勝目を達成できず。

ダルビッシュ 日米通算201勝目ならず リーグ最少得点・マーリンズ相手に3回3失点、今季3敗目

 ◇ナ・リーグ パドレス1-9マーリンズ(2024年5月29日 サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が29日(日本時間30日)、本拠でのマーリンズ戦に先発。持ち味の制球力を欠き、今季最短タイの3回を6安打3失点で降板。今季5勝目、日米通算201勝目を挙げることはできず、チームの連勝も3でストップした。

 相手はリーグ最低勝率、最少得点のマーリンズ。初回こそ2死一、二塁のピンチをしのいだが、リズムをつかんだかに見えた2回に捕まった。2死二塁から9番・フォーテスに外角スイーパーを捉えられ、右中間への先制二塁打を許すと、続くチザムの二塁強襲内野安打でこの回2失点。さらに3回にも味方失策で1点を失った。

 ダルビッシュは19日(同20日)のブレーブス戦で史上3人目となる日米通算200勝を達成。次の目標を「201勝目」と挙げていた。しかし前回登板の24日(同25日)ヤンキース戦では自己ワーストタイとなる1試合4被弾など、6回途中7失点。自己最長だった連続イニング無失点も25回で止まり、2敗目を喫した。

 中4日でのマウンドとなったが、投球を修正することができず、直球、変化球とも持ち味の細かい制球力を欠いた。思い描くものとは程遠い投球内容に、マウンド上では終始、厳しい表情だった。

 過去に日米通算200勝を達成しているのはドジャース、ヤンキースで活躍した黒田博樹(日本124勝、米国79勝=計203勝)と日本人メジャーのパイオニア・野茂英雄(日本78勝、米国123勝=計201勝)の2人だけ。偉大な先人に並ぶ201勝目は、次回登板以降に持ち越しとなった。