大谷翔平 パワーピッチャーでの二刀流復活「諦めない」 肘への負担は「ある程度割り切って」

AI要約

大谷翔平投手がパワーピッチャーとしての復帰を誓い、肘の負担や体調面について語っている。

大谷はWBCへの意欲を示し、ダルビッシュの200勝達成に祝福の言葉を送っている。

チームの連敗や自身の打撃不振にも言及しつつ、前向きな姿勢を見せている。

大谷翔平 パワーピッチャーでの二刀流復活「諦めない」 肘への負担は「ある程度割り切って」

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が27日(日本時間28日)、パワーピッチャーとしての二刀流復帰を誓った。敵地でのメッツ戦は雨天中止となり、28日(同29日)がダブルヘッダーとなる中、予定されていた試合前に報道陣に対応。前週の段階で、キャッチボールの距離は60フィート(約18メートル)に伸び、球速が80マイル(約129キロ)まで上がっていることを明かし、二刀流として復帰する自身の姿について言及した。

 「ピッチングの日は独特の緊張感がある。それは恋しいと言えば恋しい」と投球への思いを吐露した。そして「パワーピッチャーだと、出力が上がれば仕方ない部分ではある」と、肘への負担について「ある程度割り切って」考えていることを明かした。そして「パフォーマンスを下げないように、自分自身で諦めない、そのままの感じで行きたい」とモデルチェンジせず剛腕として戦う決意を口にした。

 11日(同12日)のパドレス戦で訴えた腰の張りは「ほぼ問題なく来ている」とし、16日(同17日)にけん制球が当たって痛めた左太もも裏の状態も「日に日に良くなっている」と体調は快方に向かっている。米メディアから、水原一平被告の事件による影響について問われると「メンタルがプレーに影響するとは思えない。どんなメンタルでも打てる」と力強く言い放った。チームは今季ワーストの5連敗中で、大谷も8試合本塁打から遠ざかる。「状態はそこまで良くない」と認めつつ「終わったことはもう切り替えて、きょうは今日で集中したい」と前を向いた。

 〇…大谷が26年3月のWBC出場へ、改めて意欲を見せた。23日(同24日)に次回第6回大会の開催地が発表されたが「今のところはそう思っている。出たいと言って出られるとこではないと思いますけど」と話した。そして「選んでもらえるようにトップ層に居続けるのが大事」と続けた。前回大会で共に出場したパドレス・ダルビッシュの日米通算200勝については「偉大な記録。おめでとうございます、ということですね」と賛辞を贈った。