“交流戦男”の今永昇太や山本由伸、松井裕樹がメジャーに行ったけど「首位打者はセだと牧秀悟。パは?」直近3年データ比較が面白い

AI要約

セ・パ交流戦の歴史と成績について。

セ・パの対抗戦勝敗の推移と交流戦ルールの変遷。

現在のペナントレース状況と交流戦が持つ影響について。

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 5月28日からセ・パ交流戦が始まった。2005年から始まって20シーズン目になるが、2020年は新型コロナ禍で中止になったので今年で19回目になる。

 セ・パ両リーグの対抗戦、2023年までの勝敗は以下のようになっている。

 2005年/ セ104勝 7分 パ105勝

 2006年/ セ107勝 1分 パ108勝

 2007年/ セ66勝 4分 パ74勝

 2008年/ セ71勝 0分 パ73勝

 2009年/ セ70勝 7分 パ67勝

 2010年/ セ59勝 4分 パ81勝

 2011年/ セ57勝 9分 パ78勝

 2012年/ セ66勝 11分 パ67勝

 2013年/ セ60勝 4分 パ80勝

 2014年/ セ70勝 3分 パ71勝

 2015年/ セ44勝 3分 パ61勝

 2016年/ セ47勝 1分 パ60勝

 2017年/ セ51勝 1分 パ56勝

 2018年/ セ48勝 1分 パ59勝

 2019年/ セ46勝 4分 パ58勝

 2020年/ 中止

 2021年/ セ49勝 11分 パ48勝

 2022年/ セ55勝 0分 パ53勝

 2023年/ セ52勝 2分 パ54勝

 交流戦は当初、ホーム・ビジター各3試合の1チーム36試合だったが、2007年からホーム・ビジター各2試合の24試合となり、2015年以降はホーム、またはビジター3試合の18試合となった。試合数は当初の半分になったのだ。

 2023年までの通算成績は、セ1122勝73分パ1253勝、パが100勝以上も勝ち越している。パがなぜ強いのかは「DH制がある方が有利なのではないか」などの議論があった。

 しかしコロナ禍の中断以降は、セ156勝13分パ155勝と1勝ながらセが勝ち越している。近年は五分五分の勝負になったといってよいだろう。

 開幕から2カ月、セ・パ両リーグはようやく「今シーズンの勢力図」が固まりつつある。セは圧倒的かと思われた阪神に広島、巨人が食らいつき、混戦の様相を呈している。パは大戦力のソフトバンクが予想通り強く、他を引き離している。

 この展開のまま終盤まで行くようなイメージができつつあるが、実は交流戦は、こうした「ペナントレースの空気」を一変させることがある。