NBAレジェンド、ビル・ウォルトン氏が死去 71歳 がん闘病のすえ

AI要約

ビル・ウォルトン氏が長いがん闘病の末、71歳で亡くなったことがNBAから発表された。

ウォルトン氏はUCLAでの活躍からプロ入りし、トレイルブレイザーズでNBAタイトルを獲得し、ファイナルMVPにも選ばれた。

彼は解説者としても活躍し、NBA殿堂入りを果たすなど多くの人に愛された。

NBAレジェンド、ビル・ウォルトン氏が死去 71歳 がん闘病のすえ

 米プロバスケットボール(NBA)のトレイルブレイザーズなどで活躍したレジェンド、ビル・ウォルトン氏が27日(日本時間28日)、長いがん闘病の末、亡くなったことをNBAが発表した。71歳だった。NBAによると家族に見守られる中、息を引き取ったという。

 NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は声明を発表。「ビル・ウォルトンはまさに唯一無二の存在でした。殿堂入り選手として、彼はセンターというポジションを再定義しました。彼のユニークなオールラウンドなスキルは、UCLAで圧倒的な力を発揮し、NBAレギュラーシーズンMVP、ファイナルMVP、2度のNBA優勝、NBA50周年と75周年のアニバーサリー・チームへの選出につながりました。ビルはその後も熱意とゲームへの愛情を放送局でも発揮し、洞察力に富んだ色彩豊かな解説で何世代ものバスケットボールファンを楽しませましたた。しかし、私が彼について最も覚えているのは、生きることへの熱意です。彼はリーグのイベントの常連で、いつも明るく、ほほ笑み、知恵と温かさを分かち合おうとしていました。私は私たちの親密な友情を大切にし、彼の無限のエネルギーを羨み、彼が出会ったすべての人と過ごす時間を賞賛します。50年にわたりNBAファミリーの大切な一員として、ビルを知り、彼を愛したすべての人々から深く惜しまれることでしょう。ビルの妻、ロリ、息子のアダム、ネート、ルーク、クリス、そして彼の多くの友人や同僚に心から哀悼の意を表します」とウォルトン氏を悼んだ。

 ウォルトン氏はUCLAで3年連続で年間最優秀選手に選出された後、1974年にドラフト1位でトレイルブレイザーズに入団。77年にはNBAタイトル獲得に導き、ファイナルMVPに選ばれた。プロとして最後の2シーズンはセルティックスにプレー。88年シーズンを最後に引退。その後は解説者として活躍した。93年にNBA殿堂入りした。