【オートレース】森且行、追い上げて3着締め~G2川口記念

AI要約

オートレーサーの森又行が川口オートレースの一般戦で3着になった。タイヤの問題に苦しんだものの、粘り強い走りを見せた。

森はセミファイナルでフライングを喫し、勝利を逃したが、エンジン整備に心を込めて取り組んだ。体力と気力には驚きの持久力があった。

次回は稲妻賞に出走予定で、ユンケルを飲みながらエンジン整備に取り組む様子が伝えられた。

【オートレース】森且行、追い上げて3着締め~G2川口記念

 オートレーサーの森且行(50)=川口・25期=は26日、埼玉県川口オートレースで開催中のG2「川口記念」最終日・第8レース「一般戦」に出走。8車立ての大外枠からスタートして、道中では何度かマシンを滑らせるシーンもあったが、それでもしぶとく、粘り強く前を追っていき、最後は3着まで押し上げてゴール線を通過した。勝ったのは吉田祐也だった。

 ロッカーへと引き上げてきた森は、出迎えた選手たちのひとり、ひとりに「ありがとうございます」と会釈しながら、シリーズを互いに戦ったライバルたちとねぎらい合った。「いやあ、すっごく滑っちゃいました。もう、ズルズル。ひどかったあ。う~ん、タイヤなんだろうね。評判のいいタイヤを使ったんだけれど、全然でした。コーナーはちゃんと回れていたので滑らなかったら…。またエンジンを点検して、シリンダーでも換えてみますね」

 今開催も働きに、働いた。初日に1着ゴールを決めたが、その後は勝利をつかむことができなかった。4日目のセミファイナルでは、痛恨のフライングを喫した。それでも、森はひたすら前のみを見据えて、心を込めてエンジン整備に面し続けた。普通の50歳なら体力と気力が続かないような作業量をこなした。そのスキニーな体のどこに無尽蔵の体力と気力が埋蔵されているのだろう。「体力がすごい? いやいや、ないない、僕は体力なんてないよ(苦笑い)。今節もすご~く疲れちゃいました。何とか頑張れたのは高いユンケルを飲んだからじゃないかな。僕への差し入れはユンケルでお願いします(笑い)。あっ、でも、ユンケルを飲むとよくフライングをしちゃうんですよ。気持ちまで高まっちゃうのかな(今度は苦笑い)。でも、やっと少し休めるので、その間にっじっくりエンジンをどうするか考えてみます。今節もお世話になりました!ありがとうございました!って、最終日まで来なくてもいいよ。はははっ」

 次回はG2「稲妻賞」(伊勢崎、6月5日から9日までナイター開催)に出走する予定。