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【阪神】岡田監督は88年ぶりの屈辱に淡々「しゃーないやん。打てへんねんから」
阪神の岡田彰布監督は88年ぶりの屈辱を受け入れ、打撃不振を嘆く。
ノーヒットノーラン献上による敗戦を認めるも、過去の屈辱を振り返る。
及川の怪我による緊急降板や連勝ストップを受け、監督はバッターの奮起を待つ。
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◆JERAセ・リーグ 阪神0―1巨人(24日・甲子園)
阪神の岡田彰布監督は88年ぶりの屈辱を淡々と受け止めた。試合終了後、一息ついた後に報道陣の前に現れ「しゃーないやん。打てへんねんから」と潔く完敗を認めた。甲子園の巨人戦でのノーヒットノーラン献上は、1936年9月25日に伝説の沢村栄治に喫して以来。「ええピッチングされたらこんなもんやろ。今やったら」と直近10試合中8試合で2得点以下の貧打を嘆いた。
出塁は3度。9回に1死二塁の好機をつくったが、頼みの近本と中野が倒れて快挙を許した。戸郷を打ちあぐねた最大の要因は「低めのボールをな。フォークを振ってな」と指揮官。監督としては06年9月16日・中日戦で山本昌に許して以来、2度目。「2回目やなぁ思っとった」と屈辱の記憶はよみがえっていた。ただ、当時は次戦から9連勝と悔しさを糧に前進した。
巨人戦初先発の及川は、先制点を許した後の5回途中に「(左手の)まめで」と緊急降板。「当分あかんやろ」と登録抹消する見込みで、青柳や伊藤将が次週の先発候補に挙がった。連勝は「2」でストップ。岡田監督は「明日、バッターがどんだけ奮起するかやろうな」と大逆襲に期待した。
(中野 雄太)