【バスケ】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、初ファイナルにあと一歩届かずも見せた確かな成長 デニスHC「優勝のチャンスは来る」

AI要約

B1リーグ1部(B1)のチャンピオンシップ(CS)セミファイナルで、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと広島ドラゴンフライズが激戦を繰り広げた。

名古屋Dは激しい試合展開の中、勝利を逃し、初のファイナル進出を果たすことができなかった。

今シーズンを振り返り、名古屋Dは成長を感じつつも、チャンピオンシップ優勝に向けて前進する意欲を示した。

【バスケ】名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、初ファイナルにあと一歩届かずも見せた確かな成長 デニスHC「優勝のチャンスは来る」

 Bリーグ1部(B1)は18日から21日にかけてチャンピオンシップ(CS)セミファイナルを行い、全体3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)はホームのドルフィンズアリーナで全体7位(ワイルドカード上位)の広島ドラゴンフライズ(西地区3位)対戦した。

 2戦を終えて1勝1敗と両者譲らず、迎えた20日の第3戦。勝利したチームが初のファイナル進出を決める大一番は、須田侑太郎と齋藤拓実が開始早々に3Pシュートを連続で沈め、ドルフィンズアリーナの盛り上がりは最高潮に。シリーズを通して第1クォーターにリードを広げていた名古屋Dが流れをつかむかに思われたが、このクォーターだけで9得点を挙げたニック・メイヨを中心に広島に好守でリズムをつかまれ、13-23と10点のビハインドを負う展開に。それでも須田やレイ・パークスジュニアが得点を重ね、35-38と差を詰めて折り返した。

 後半、両者譲らない一進一退の展開が続くも、第3Q残り6分26秒に司令塔の齋藤が足首を負傷し、交代。エースガード不在の状況で中東泰斗らが奮起し終盤まで接戦を演じていたものの、第4Q残り2分からドウェイン・エバンスと山崎稜に連続得点を許し、73-79で敗戦。クラブ史上初となるファイナル進出を惜しくも逃す形となった。

 名古屋Dはレイ・パークスジュニアが20得点、須田が12得点、中東が10得点4アシストを記録。負傷後はベンチで戦況を見守った齋藤は約16分の出場で9得点3アシストを記録した。試合後、ショーン・デニスHC、須田侑、パークスジュニアが記者の質問に答えた。

ー広島戦の総括

 今日の広島はすごかったです。エバンス選手、メイヨ選手、山崎選手、山崎選手はビッグショットを大事なときにしっかりと決めて、うちがどれだけ追いつこうとしても相手もいいところでシュートを決めていた。そこは広島を褒めるしかないです。

 (ファイナルに進出できず)残念でした。特に齋藤選手がケガで出られなくなったところ、大変でしたけど、中東選手がよくPGの役割をやってくれた。大事なところで相手を超えられなくて、ズルズルいってしまった感じです。

-今シーズンを振り返って

 今シーズンを振り返ると、誇り高い部分もたくさんあります。地区優勝も初めてですし、セミファイナルにも初めてきました。この3年間に本当にクラブ全体がプロクラブとして成長しているということを感じています。梶山GMを先頭にそこ(よくなっている部分)がたくさんあり、観客動員数の方もリーグで4位ということなので、このまま進めば、うちもチャンピオンシップ(優勝)のチャンスは来ると信じています。