【日本ハム】金村尚真が今季先発初勝利へ「打たせて取る投球も必要」…２４日・楽天戦で三度目の正直狙う
日本ハム・金村尚真投手が3度目の挑戦で今季先発初勝利を目指し、前回の登板で健闘したものの勝ち星を手にできなかったことから、イニングを稼ぐために三振を狙うだけでなく、打たせて取る投球も意識することを誓う。
金村尚真投手は仙台での苦い記憶を払拭するため、リベンジの意気込みを持って楽天戦に臨み、昨季の好投を再現することを目指す。
また、七飯町出身の日本ハム・鍵谷陽平投手が古巣巨人との一戦で先発登板することが決まり、育成選手として活躍を続ける姿がファンから期待されている。
日本ハム・金村尚真投手（２３）が３度目の挑戦で今季先発初勝利を狙う。前回登板は５回６奪三振１失点も勝ち星つかず。今季初の中６日で２４日の楽天戦（楽天モバイル）に挑む右腕は「前回は追い込んでから（カウント）３―２まで持っていく場面が多かった。イニングを稼ぐ上では三振ばかり狙うのではなく、打たせて取る投球も必要。捕手と話し合いながらできれば」とテーマを掲げた。
仙台で苦い記憶を書き換える。ルーキーイヤーだった昨季は右肩痛からの復帰戦となった９月２２日の同戦で先発し、７回途中無失点で勝ち星をマーク。好印象を残しているはずだったが、今季は中継ぎを務めていた４月２３日の一戦で８回に同点アーチを被弾。「（仙台で）今年初ホームランを茂木さんに打たれた。今年はまだいいイメージがないので、今回の登板でつけられたら」と、リベンジのマウンドに向けて腕をまくった。
２３日は本拠地で最終調整。対する楽天は、前カードでソフトバンクに記録的猛打を浴びた。「（逆に）そういうチームが爆発するのを何回も見てきている」と警戒しつつ「それを抜きにして、チームを勝たせられるように。目の前のことに集中したい」と快投を誓った。（堀内 啓太）
〇…七飯町出身の日本ハム・鍵谷陽平投手（３３）が２５日に函館で行われるイースタン・巨人戦で先発登板することが２３日、決まった。今季は育成選手として５年ぶりに古巣へ復帰。ここまで２軍では８登板で防御率０・９６と抜群の安定感を誇っており、ファンからも愛される道産子右腕が昨季まで所属した巨人との一戦で、満を持して凱旋（がいせん）登板する。
