“神様”と仰ぐ大先輩・平原康多のダービーVで自身もノッちゃう35歳競輪選手「勝手にモチベーション上がった」

AI要約

阿部大樹選手が地元開催の競輪大会で、平原康多選手の優勝を祝福し、リスペクトを示す。

平原康多選手の復活優勝に多くの仲間やファンが喜び、感動の涙を流す場面があった。

阿部大樹選手自身も平原選手の復活を称賛し、競技者としてのライバル意識を超えた温かい思いを語る。

“神様”と仰ぐ大先輩・平原康多のダービーVで自身もノッちゃう35歳競輪選手「勝手にモチベーション上がった」

 西武園競輪場で20日から開催されている「日刊スポーツ&ニッカン・コム杯(FI)」。出場中の地元選手・阿部大樹(35歳・埼玉=94期)に話を聞いた。

 前検日、阿部は「平原さんのダービー優勝は凄く嬉しい。勝手に自分のモチベーションも上がった。自分も一緒の舞台で戦えるように。気持ちはノッている」と阿部いわく“神様”だという関東の総大将・平原康多の優勝を祝福。

 間近で苦悩する平原の姿を見てきた多くの仲間、そして良いときも悪いときも応援してきた多くのファンが平原の優勝、そしてS級S班復帰を喜んだ。

「今回、誘導を引いている久木原洋さんが同じ開催(前走・小倉)で一緒だったんですけど、レースを見てポロポロと大号泣していた(笑)。僕ももらい泣きしそうになった」と話す。

 阿部は言う。

「普通は選手である以上、みんなライバルだし、やっぱり人の優勝や勝ちって羨ましさだったり、色々な感情があったりするじゃないですか。でも、平原さんの優勝は心の底から嬉しくて喜びが大きかった。怪我が続いて、その大きな壁を乗り越えての復活は、すごいこと」

 その言葉には選手として、人間として平原へのリスペクトが込められている。(アオケイ・八角記者)