日本のエース・張本智和 サウジスマッシュを終えパリ五輪へ!中国撃破へ闘志を燃やす「良いシードを獲得するのが今やるべきこと」
張本智和がパリ五輪直前の調整状況と心境を語る。
中国を相手にした大会での結果に不安を感じつつも、オリンピックに向けて順調に準備を進めている。
金メダル獲得への意欲を示しつつ、中国ペアの強さに挑む決意を述べる。
パリ五輪前の大きな大会「サウジスマッシュ」を終えた張本智和。
オリンピックまでまであと約2ヶ月。卓球男子日本代表のエースがインタビューに応じた。
どちらも勝ち上がるところまでは勝ち上がれたんですけど、どちらも格上の選手、ダブルスでいえば中国。シングルスでいえば、フランスの選手。
そこを負けてしまったというのは、パリ五輪に向けて不安は多少あります。そこをしっかり考えて、課題に取り組みたいと思います。
今のところすごく順調にきていて、東京五輪のときよりも順調に来てるかなと思います。
五輪が近づく中でプレッシャーを感じるようになると思いますし、その中で、もちろん卓球をやることも大事ですけど、できるだけ普段の生活を心がけたい。
やっぱり極限状態なってくるので、体が資本なので体とメンタルが揃ってこそ卓球だと思います。
しっかりいつも通りの日常をオリンピックまで過ごせていけたらいいのかなと思います。
もちろん先輩たちに続いて金メダルを取りたいって気持ちは強いです。
今世界で一番の中国のペアには一度も勝ててないです、本当に勝つのは簡単じゃないし、金を取るのはもっと簡単じゃないと思います。
やっぱり水谷隼選手と伊藤美誠選手も、東京五輪まで一度も勝てていなかった中国選手に勝てているので。
だからこそ自分たちもできると過信はしていないですけど、しっかりオリンピックの舞台で勝てるように、後悔のない準備と対策をして本番勝てるチャンスを見つけていきたいです。
全ての技術において、世界一のペアなので。
相手を崩せるとしたら、サービスレシーブの試合の入りの部分だと思います。
そこで相手を崩すことができれば、その後のラリーでも相手が崩れる可能性があると思うので。
全てはサービスレシーブで試合の流れというのは変わってくるのかなと思います。
やっぱりどの種目においても中国が一番強いですし、どの種目においてもなかなか勝てていないのも中国です。
金メダルを取りたければ、1回以上は勝たないといけない相手ですし、特に男子の場合は中国以外にも、強い選手、強い国がたくさんあります。
そういったライバルたちを上回るためにも、自分の課題をオリンピックまでに一つでも多く克服して向かわないといけないと思っています。
もちろん完璧な状態でオリンピックを迎えられるとは思わないですけど、できるだけ完璧に近づけるように、99%ぐらい自分の中で持っていけるように頑張りたいなと思います。