やり投げ世界女王・北口 最終投てきで逆転優勝 セイコーGGP

AI要約

セイコーゴールデングランプリ陸上でやり投げの世界女王、北口榛花が優勝した。

北口は逆転優勝を果たし、2か月後のパリ五輪へ向けてさらなる栄光を目指している。

北口はコンディショニングに注力し、まだ余力が残っている状態で勝利を収めた。

【AFP=時事】セイコーゴールデングランプリ陸上(Seiko Golden Grand Prix 2024)は19日、東京・国立競技場(Japan National Stadium)で行われ、やり投げの世界女王、北口榛花(Haruka Kitaguchi)が優勝した。

 26歳の北口は、最終投てきで63メートル45を記録。62メートル06を記録していたコロンビアのフロル・ルイスウルタド(Flor Denis Ruiz Hurtado)を抜いてトップに浮上し、逆転優勝を飾った。

 北口は昨年の世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)でもルイスウルタドを最後の試技でかわし、フィールド競技では日本人女子選手史上初となる金メダルを獲得していた。

 その世界陸上の後にはダイヤモンドリーグ(Diamond League 2023)・ファイナルでも優勝を飾っている北口は、約2か月後に迫ったパリ五輪ではさらなる栄光を目指している。

 北口は「この2週間は、コンディショニングを重視して過ごしてきて、本来の自分の柔軟な体に近づいてきている感じがする」とし、「もう少し早い段階で63メートルを投げられたらよかったが、まだ余力が残っている状態でしっかり勝てたのがよかった」と述べた。

 パリ大会が2度目の五輪出場となる北口は、3年前の東京五輪では12位に終わっている。【翻訳編集】 AFPBB News