清水大成 通算20アンダーで初V王手 25歳が躍動64「不思議と落ち着いていた」

AI要約

清水大成が2イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算20アンダーで首位に浮上。

清水は12番パー4で120ヤードからイーグルを奪取し、後半は6つスコアを伸ばす活躍。

平田憲聖は2打差の2位で好位置を守り、地元関西での優勝に向けて闘志を燃やす。

清水大成 通算20アンダーで初V王手 25歳が躍動64「不思議と落ち着いていた」

 男子ゴルフツアーのパナソニック・オープン第3日は兵庫県・有馬ロイヤルGC(7100ヤード、パー72)で行われ、2打差の5位から出た清水大成(25=ロピア)が2イーグル、5バーディー、1ボギーの64をマークし、通算20アンダーで首位に浮上した。5月の関西オープンでは首位で最終日を迎えるも、3位。悔しさを胸にツアー初優勝を目指す。今季3勝の平田憲聖(23=ELECOM)は68で回り、通算18アンダーで2打差の2位につけた。

 清水がツアー初優勝に王手をかけた。12番パー4では残り120ヤードからイーグルを奪取。15番パー5では2オンに成功し、1メートルのイーグルパットを沈めるなど、後半は6つスコアを伸ばす猛チャージで「不思議と落ち着いていた。そういう日もあるなと思いながらやっていた」と豪快に笑った。

 首位で最終日を迎えた関西オープンでは72と伸ばせずV逸。「めっちゃ悔しかったけど、得るものはあった」。優勝争いで焦っていた自分を思い返しながら、この日は落ち着いてバーディーを重ねた。

 10月2日時点で賞金ランク5位以内に入れば、来季の米ツアー出場権を懸けた2次予選会への出場が可能となる。現在賞金ランク11位。「そこに行くためには優勝はマスト」。日大出身の25歳はツアー初優勝で米ツアー挑戦の道も切り開く。

 ≪平田ノーボギー≫首位から出た平田は少し後退したものの、好位置は守った。ボギーなしで4バーディーを奪取。「チャンスはいっぱいあった。目標だった20アンダーをクリアできなかったのは悔しい」と振り返った。ツアー通算5勝を積み上げてきたが、地元・関西での優勝はまだない。賞金ランク首位を走る23歳は「攻めの姿勢で、どんどん上にプレッシャーをかけていきたい」と闘志を燃やした。