西武、今季初の4連勝ならず 名手・源田壮亮が一回にまさかの落球「難しかった」

AI要約

パ・リーグ、ロッテが西武を7-1で破る。源田の失策で2点を先制される。

渡辺監督代行は投手陣の弱さを指摘し、2軍降格も示唆。

引退試合が続く中、ロッテは4連敗中で完敗。

西武、今季初の4連勝ならず 名手・源田壮亮が一回にまさかの落球「難しかった」

(パ・リーグ、ロッテ7-1西武、22回戦、ロッテ18勝4敗、21日、ゾゾマリン)〝高価〟な失策となった。一回先頭のロッテ・岡の飛球を、6年連続ゴールデングラブ賞の源田壮亮内野手(31)が落球。名手の失策をきっかけに2点を先制された。上空に8メートルの強風が吹いていたこともあり、源田は「難しかったですね。(試合前)練習でもフライの練習をいっぱいしたんですけど…」と振り返った。

今季初の4連勝を逃した渡辺監督代行は「できれば捕ってほしかったけど、その後を投手がしっかりカバーしないと。弱さがある」。先発・松本が二回にも登板6試合連続被本塁打となる佐藤に4号ソロを浴びるなど、2回5失点でKOされた。三回から登板した2番手・ヤンも打者4人に1安打、3四球と1死も取れずに降板し、傷口を広げた。

指揮官は「(松本は)やられ方がいつも一緒。ちょっとこれで厳しいなという感じ。ヤンも厳しいと思う」と両投手の2軍降格を示唆した。

試合前、指揮官は「ロッテさんには申し訳ない。ヨッシー(吉井監督)にも『本当に気を使わなくていいから』と言ったんだけど、やっぱ気を使ってるもんね。あれから、チームの調子が悪くなっちゃったんじゃない?」と恐縮しきりだった。

何かといえば、岡田雅利の引退試合が14日のロッテ戦、金子侑司の引退試合が15日のロッテ戦。そして、球団最多194セーブを挙げている増田達至の引退試合も27日のロッテ戦に決まった。例えば、15日には八回2死満塁で回ってきた金子の現役最終打席で打ち上げた捕邪飛を佐藤があえて捕らなかったり、〝演出〟に一役買っていた。

まさか、その〝お返し〟というわけではないだろうが、4連敗中のロッテ相手に完敗を喫した。(東山貴実)