J2清水 FW北川航也、2戦2得点と好相性の藤枝から昇格呼び込む一撃を…22日に今季2度目の静岡ダービー

AI要約

J2藤枝MYFCと清水エスパルスが静岡ダービーを迎える。

藤枝の矢村健と清水の北川航也が勝利を目指して臨む。

清水は昇格に向けて負けられない戦いを展開中。

北川は相手の特長やハイプレスに備えて準備を進めている。

得点を重ねる北川はチームの責任感を背負っている。

清水は藤枝を再び退けて勝利を手に入れることを目指す。

清水の秋葉監督は攻撃的な姿勢で藤枝に挑む意気込みを示す。

競争が激しくチームを高めている状況で、清水は自信を持って臨む。

エース同士の対決が注目される中、両チームは激しい戦いを展開する。

J2清水 FW北川航也、2戦2得点と好相性の藤枝から昇格呼び込む一撃を…22日に今季2度目の静岡ダービー

 J2藤枝MYFCと清水エスパルスは22日、今季2度目の静岡ダービー(午後2時半、藤枝サ)を迎える。10位の藤枝は20日、非公開で調整。ここまで13ゴールのFW矢村健(27)がクラブ初のプレーオフ(PO)進出をたぐり寄せる一発を狙う。2位の清水は同日、三保で一部非公開調整。今カード出場2戦2得点のFW北川航也(28)が昇格を呼び込む一撃に狙いを定めた。(武藤 瑞基)

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 目の前に迫ったゴールへ一気に突っ走る。清水は藤枝、横浜FCに連勝し、3位の長崎が2試合で勝ち点1以下なら29日にもJ1切符が手中に入る。北川主将は「優勝、昇格に向けて負けられない戦いになる」。6月のホーム戦(1〇0)に続き再び藤色軍団を退ける。

 今カードは好相性だ。昨年はホームで1得点。今季も本拠でMF乾のパスに反応し右足で決勝点を奪っている。「どのチームにもゴールのイメージは持っている。簡単ではないと思うけど準備したい」。相手の特長はハイプレス。「全員が前に行く意識があるチーム。1枚でも2枚でも外せればチャンスになる」とイメージは描けている。

 前々節の山口戦(4〇1)で11試合ぶりの得点となる今季10点目をマークした。前節の徳島戦(2〇1)は途中出場で縦パスを受け絶妙なトラップからシュート。これがバーにはね返り、FWタンキの同点弾につながった。「自分の良さを出せた」と、状態は確実に上向いている。今回は約3か月ぶりのデーゲーム。調整リズムの変化や気温が気がかりだが「試合になれば言い訳できない」と強調した。

 前回昇格した16年は30試合9得点も、途中出場がほとんどで立場も若手。今季は不動のエースとして“8合目”まで登ってきた。「メンバー外の選手もしっかり練習してくれているからこの位置にいる。ベンチの18人は半端な気持ちでサッカーはできない」。責任感あふれる主将が再び藤枝のゴールネットを揺らす。

 〇…清水・秋葉監督は「藤枝は攻守に矢印が前を向いているチームだが、それを上回る。どっちが超攻撃的かはっきりさせたい」と言い切った。前節2得点のタンキら、ベンチに控える選手も好調。「この競争があるからこの順位にいる」自負がある。相手エースの矢村は高校の後輩に当たる。「今回は頑張らなくていい。甘くないところを見せたい」と不敵に笑った。