「彼は歴史を作ることに慣れている」大谷翔平、前人未到の「51-51」達成は“必然”? 米メディアが主張「驚くことではない」

AI要約

大谷翔平が50本塁打50盗塁を達成し、歴史的な記録を更新。

メジャーでの活躍に注目が集まり、称賛が相次いでいる。

大谷は独自の実績を築き、メジャー史に新たなページを刻んでいる。

「彼は歴史を作ることに慣れている」大谷翔平、前人未到の「51-51」達成は“必然”? 米メディアが主張「驚くことではない」

 メジャー7年目も話題の多いシーズンとなっている。

 現地時間9月19日(日本時間20日)、ドジャースの大谷翔平は敵地で行われたマーリンズ戦に「1番・DH」でスタメン出場し、6打数6安打10打点2盗塁でチームの20-4の快勝に大きく貢献した。この日を終え、注目を集めていた本塁打・盗塁を「51-51」にまで伸ばし、前人未到の記録をさらに更新している。

 昨年9月に受けた右肘手術の影響により、打者専念となった今季、持ち前のバッティングや走力で驚異的なパフォーマンスを披露してきた大谷。これまでも何度もファンを驚かせ球界を沸かせてきた「日本人スター」が本塁打と盗塁で大台を超え、また一つ、金字塔を打ち立てた。

 この大谷の新たな偉業に対しては、米国内でもすでに数えきれないほどの称賛の声が送られており、その中で、スポーツメディア『ESPN』では、「ジョー・ディマジオの56試合連続安打、テッド・ウィリアムズの打率.406、ボブ・ギブソンの防御率1.12、ノーラン・ライアンの7度のノーヒットノーランなどがある。そして、ショウヘイ・オオタニの50・50シーズンもそのひとつに加わった」として、往年の名プレーヤーの記録に並んだと評している。

 さらに、同メディアはこのゲームでの大谷のパフォーマンスについても、「鳥肌が立つ瞬間だった」と振り返りながら、「1試合で5長打10打点は史上初」「全くもって圧倒的」などと賛辞を綴っている。

 またその一方で、これまでも大谷が投手、打者として多くの記録を打ち立ててきたと主張。「オオタニの歴史的な2024年シーズンは、彼のキャリアにおいて唯一無二のものではない。彼は歴史を作ることに慣れている」と論じている。

 同メディアは、「2021年には、同一シーズンで10本以上の本塁打と100奪三振以上を記録した史上初の選手となった。さらに、その記録を翌2シーズンも達成した」として、「二刀流」での実績を称賛。さらに「2021年から2024年にかけては124本塁打を放ち、この期間におけるメジャー本塁打数で4位タイだった」と説いている。

 他にも、2021年と2023年で二度にわたっての、アメリカンリーグMVPの満場一致での獲得や、ドジャースと交わした7億ドルの契約なども大谷の“偉業”の一つに挙げながら、「50・50でも驚くことではない」と見解を示し、大谷のポテンシャルの高さを強調している。

 メジャー移籍時より球界の常識を覆してきた、大谷だけが成し遂げてきた記録の数々。その歴史は、まだまだ新たなページが加えられていくことも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]