退団していれば「偽CB」が実現することはなかった? 「食べ物、ジム、睡眠など生活の……」ストーンズが退団を希望していた過去明かす

AI要約

マンチェスター・シティがCLを制し、守備陣の強化により安定感を手に入れた

怪我や出場機会の減少に苦しみつつも、ジョン・ストーンズが再起し、シティに貢献

自己犠牲と努力を重ねたストーンズの過程に光が当たり、今季の活躍が期待される

退団していれば「偽CB」が実現することはなかった? 「食べ物、ジム、睡眠など生活の……」ストーンズが退団を希望していた過去明かす

22-23シーズンにクラブ史上初となるCLを制したマンチェスター・シティ。それまでは攻撃面を強みとしているチームだったが、守備陣にテコ入れを行ったことで、さらなる安定感を手に入れた。

ペップ・グアルディオラがシティにやってきた16-17シーズンの最初の移籍市場でエヴァートンから加入したジョン・ストーンズはそんな層の厚い守備陣の1人だ。

前述した一昨季にストーンズはCBとしてスタートしながら、流れの中でボランチやインサイドハーフまで出張する「偽CB」のタスクをペップから与えられ、攻守両面でチームに貢献している。

現在は欠かせない戦力となっているストーンズだが、怪我の影響もあって一時はシティで出番を失っており、2020年の夏には退団を考えていたという。前年の19-20シーズンはプレミアで1118分しかプレイしておらず、20-21シーズンの夏の移籍市場でシティがルベン・ディアスとネイサン・アケの2人のCBを獲得したことも退団を考えた1つの要因だと、『BBC』のインタビューで語っている。

「おそらく1年以上ここ(シティ)でプレイしていなかったし、イングランド代表としても戦っていなかった」

「その間はプレイできないことで苦しんだが、自分自身を良い意味で疑うようになり、精神的にタフになった。その時私はこう思った。『私には進むべき道が2つある。現状を受け入れて先に進むか、それともとどまって戦うか』」

「自分は十分に優秀で、ここにいる価値のある選手だと自分自身に証明したかった。だから、最初からやり直して、一生懸命頑張ったんだ。食べ物、ジム、睡眠など生活のあらゆる側面を見直し、より良い選手、より良い自分になるために、たくさんのことを試して幸運にもそれがうまくいったんだ」

ここで退団することなくシティに残留し、ディアス、アケと肩を並べ後方からチームの安定感を生み出しているストーンズ。配球力はCB陣の中でも抜けており、今季の活躍にも期待したい。