【欧州CL】グリーズマン1得点1アシスト、後半45分の決勝点Aマドリードがライプチヒ下す

AI要約

アトレチコ・マドリードがライプチヒに逆転勝利を収めた。

グリーズマンが1得点1アシストでMVPに輝いた。

両チームが激しいプレーを見せ、Aマドリードが終了間際の決勝点で逆転した。

Aマドリードは前半は苦戦したが、後半はゲームをコントロールし圧倒的なチャンスを作った。

ライプチヒもカウンターで応戦し、終盤にチャンスを作ったが得点は奪えなかった。

次節、Aマドリードはベンフィカと、ライプチヒはユベントスと対戦する。

【欧州CL】グリーズマン1得点1アシスト、後半45分の決勝点Aマドリードがライプチヒ下す

<UEFA(欧州)チャンピオンズリーグ:Aマドリード2-1ライプチヒ>◇19日◇マドリード◇シビタス・メトロポリターノ◇1次リーグ第1節

 【マドリード=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリード(スペイン)がライプチヒ(ドイツ)の堅守に苦しみながらも、土壇場の決勝点で2-1の逆転勝利を収めた。フランス代表MFアントワーヌ・グリーズマン(33)が1得点1アシストし、MVPに輝いた。

 昨季の欧州CLでドルトムント相手に準々決勝で涙を飲んだAマドリードは、スペインリーグで5試合3勝2分けの勝ち点11で3位につける。シメオネ監督は15日のバレンシア戦からスタメン4人を変更し、5-3-2で戦った。グリーズマンが中盤に入り、フリアン・アルバレスとコレアが2トップを組んだ。

 ライプチヒはブンデスリーガで3試合2勝1分けの勝ち点7で3位。昨季の欧州CLでは決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードに敗れた。ローゼ監督は14日のウニオン・ベルリン戦から先発3人を入れ替えて4-4-2で臨み、オペンダとシェシュコの2トップでプレーした。

 試合前から雨が降り、スリッピーなピッチコンディションで前半がスタート。立ち上がり、激しくプレーして優勢に進めたライプチヒは4分、カウンターからオペンダの強烈なシュートがGKにファインセーブされた後、シェシュコがヘッドで体制を崩したGKの頭上を抜いて、早々に先制点を記録した。

 Aマドリードは失点後、後ろに引いた相手にハイプレスを仕掛けてボールを奪い、両サイドを広く使って攻めていく。15分に最初の決定機を迎えたが、グリーズマンのシュートは惜しくもDFに阻止される。さらにスピーディーなパス回しで敵陣に迫り、26分にコレアがやや角度のないところからダイレクトでシュートを打つが、ポスト内側を叩いた後、GKにキャッチされた。

 28分にAマドリードの猛攻が実る。ジョレンテが右サイドから上げたクロスを、ゴール前に走り込んだグリーズマンが右足のボレーで合わせて同点にした。

 Aマドリードは失点後、完全に主導権を握ってチャンスの数で圧倒したが(シュート12本対3本)、追加点を奪うことはできなかった

 後半開始後もAマドリードがゲームをコントロール。前線からの激しいプレスで相手のミスパスを誘い、前半からいい動きを見せたコレアやグリーズマンが立て続けにゴールを狙っていった。

 相手の攻撃をしのぐため、守備を固めてカウンターの機会をうかがったライプチヒは17分、FKをヒンリヒスが直接狙うもGKにセーブされる。

 それ以降、両チームが選手交代を立て続けに行う中、Aマドリードは多くのチャンスを生かせない状況を打開するため、4人を入れ替えて攻撃陣をリフレッシュした。

 しかしライプチヒが徐々に流れを取り戻し、25分過ぎに反撃してシャビ・シモンズやポウルセンがチャンスを作るも枠を捉えられなかった。

 ホームで勝ち点を落とせないAマドリードは終盤、サポーターの大声援を受けながらラインを高く上げて総攻撃に出て、ライプチヒゴールを包囲する。そして終了間際の45分にグリーズマンが左サイドから上げたクロスを、オーバーラップしていたセンターバックのヒメネスが頭で合わせ、逆転に成功した。

 次節、Aマドリードは来月2日にアウェーでベンフィカと、ライプチヒは来月2日にホームでユベントスとそれぞれ対戦する。