宇良が5場所ぶり勝ち越し 人気力士対決で遠藤を寄り切る

AI要約

宇良が遠藤を寄り切って勝ち越しを決め、元気な相撲を見せる。

宇良の低い立ち合いと攻撃力、遠藤の高い立ち合い負けが浮き彫りに。

旭富士の伊勢ケ浜親方は宇良の攻め方を評価し、勝負どころでの巧さを称賛。

宇良が5場所ぶり勝ち越し 人気力士対決で遠藤を寄り切る

 ◇大相撲秋場所12日目(2024年9月19日 両国国技館)

 互いに勝ち越しをかけた“人気力士対決”で業師の東前頭5枚目・宇良(32=木瀬部屋)が東前頭8枚目・遠藤(33=追手風部屋)を寄り切り、昨年九州場所以来5場所ぶりの勝ち越しを決めた。今場所は9日目に琴桜、11日目に豊昇龍と2大関を撃破するなど元気なところを見せている。

 仕切り線から少し下がった位置で先に両手を置き、立ち合いは低い姿勢を保って踏み込んだ。相手がたまらず引いたところを中に入りながら一気に攻め抜いた。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・旭富士の伊勢ケ浜親方は「(立ち合いは)宇良の方が低かった。遠藤は立ち合いの高さ負けですね」と指摘。今場所の宇良について「勝負どころをわかりながら、攻めるところは攻め、いなすところはいなして、という感じ」と印象を語った。