【RIZIN】宇佐美正パトリック、矢地祐介の“癖を見抜いた”!?公開練習でバチバチ

AI要約

矢地祐介と宇佐美正パトリックのRIZIN.48での対戦に向けた合同公開練習が行われた。

矢地は再起戦を控え、宇佐美は勢いに乗る中、緊迫した雰囲気の中で練習を披露した。

矢地と宇佐美のやり取りはまさに駆け引き。対戦の行方が楽しみにされている。

【RIZIN】宇佐美正パトリック、矢地祐介の“癖を見抜いた”!?公開練習でバチバチ

 9月29日(日)、さいたまスーパーアリーナで開催する『RIZIN.48』の合同公開練習が、18日(水)、都内会場にて行われ、RIZIN MMAルール5分3R(71.0kg)で対戦する矢地祐介(フリー)と宇佐美正パトリック(Battle-Box)が交互に決戦前の動きを披露。宇佐美が矢地の打撃を見て、「癖が分かる」と挑発した。

 矢地はRIZINライト級で活躍する日本人トップ選手。21年大晦日のRIZINライト級タイトルマッチでホベルト・サトシ ・ソウザに一本負け、続く4月にもグスタボにKO負けを喫したが、22年10月より3連勝。前回は今年5月にベラトールでマンスール・ベルナウイに一本負けを喫し、今回が再起戦となる。

 対する宇佐美は空手をバックボーンに高校でボクシング6冠を達成。22年10月のRIZIN初参戦では元修斗環太平洋ライト級王者・佐々木信治にTKO勝利。同年大晦日にはブラックパンサー・ベイノアを左フック一撃で下すも、昨年はキム・ギョンピョ(一本負け)、安保瑠輝也(キックルール、判定負け)と連敗。今年6月は徳留一樹をKOして勢いに乗る。

 公開練習は、対戦相手同士が交互に行ったためヒリヒリする雰囲気となった。宇佐美はシャドーを披露すると、右ハイキック、フックと前後に動き回る。サウスポー構えの矢地は、ミット打ちを指定し、笑顔で回転の速いパンチを出していく。それを見つめる宇佐美は鋭い眼光を向けた。

 じっと見つめる宇佐美を前に矢地は「緊張しますよね。相手にじっと見られる状況はなかなかないんで。凄く、じっと見るなと思いました」とプレッシャーがあったという。矢地の打撃を見ていた宇佐美は「練習を見ていると癖が分かります。トップの動きは、見たらすぐに分かる」と揺さぶりをかけた。

 矢地は「今のが本来の動きとは限らない」と返し、「試合は10日後、癖とか見られたくないんで。もう試合が始まっている」と駆け引きを楽しんでいる態度も。

 さらにストライカーの宇佐美に対して矢地は、「MMAなんで。組みがきいたら今度は上の打撃が当たる。おそらく矢地は組みにくるだろうとみんなが思っているんで、そんな感じになるんじゃないですかね」と逆にゆさぶりをかけた。そして矢地は「まだ最前線でやっていくつもりなんで。10個下の若者、突き上げはまだまだしっかりと抑えつけないといけない」と決意も明かした。

 牽制する宇佐美に対して、ひらりとかわす矢地。そんな2人のやり取りがわかる公開練習となった。本番は宇佐美の打撃か、それとも矢地の経験が優るのか、どんな結末が待っているのだろうか。楽しみでならない。