佐々木翔斗、エンジンに笑顔「乗り心地いい」 豊田健士郎は苦笑いのスタート【桐生ボート・ヤングダービー前検日】

AI要約

桐生ボートで行われた第11回ヤングダービーの前検日について報告。

上位エンジンは固まっており、選手たちがそれぞれエンジンの感想を述べる。

選手たちのコメントから、各エンジンの特徴や課題が浮かび上がる。

佐々木翔斗、エンジンに笑顔「乗り心地いい」 豊田健士郎は苦笑いのスタート【桐生ボート・ヤングダービー前検日】

◇17日 プレミアムG1「第11回ヤングダービー」前検日(群馬県・桐生ボート)

 桐生のエンジンは昨年12月28日から使われ、ここまで9カ月使用されている。絶対的なエース機は存在せず上位エンジンは固まっている印象だ。さっそく笑顔を見せたのが佐々木翔斗。「前検としてはいいですね。スリット後の感じがいいし乗り心地もいい。大きなことはしないと思います」と手応えは十分。また黒野元基は「直線が悪くなさそうで余裕ある感じ」と話せば、金田智博も「スタートは分かっていないけど、伸びはいいです」と2人そろって直線系の良さに胸を張った。

 地元記者の間で最上位に位置付けるのが51号機と68号機。しかし、この2基は明暗が分かれた。51号機を引いた井上忠政は「いい感じはしなかった。数字を考えた上で体感も足も良くなかった」とがっかり。一方、68号機を引いた田頭虎親は「現状は出て行くこともないし、乗りにくさもあった」としながらも「パワーは感じます」とポテンシャルの高さは感じているようでペラ調整に専念できる。

 まさかの前検スタートになったのが豊田健士郎だ。「今節はペラをきれいに叩けるかが問題。出足、ターン回りは(ワースト)トップ3に入る」と苦笑。高橋竜矢も「このエンジン(8月に)谷川(祐一)さんがずっと整備しているのを見ているんですよ。引いてはいけないのを引いて迷ってます」と最後まで景気のいい言葉は聞かれなかった。