大沢風葵、地元代表として「大事なレース」に気持ち高まるも「まずは予選突破」【桐生ボート・ヤングダービー前検日】

AI要約

大沢風葵は地元代表としてヤングダービーに臨み、気合を入れつつも冷静な態度を保つ

エンジン抽選でペラ調整に専念し、柔軟に対応する姿勢を見せる

大沢普司の息子として期待されるニューヒーローが、予選突破を目指して全力でレースに挑む

大沢風葵、地元代表として「大事なレース」に気持ち高まるも「まずは予選突破」【桐生ボート・ヤングダービー前検日】

◇17日 プレミアムG1「第11回ヤングダービー」前検日(群馬県・桐生ボート)

 この日を心待ちにしていた。関浩哉とともに地元代表として走る大沢風葵(23)=群馬=は「桐生でヤングダービーをすると発表されてから目標というか大事なレースだと思っていた。気合は入るけど、空回りはしないようにしたい」と高まる気持ちを抑え込み、冷静に初戦を待つ。

 エンジン抽選で引いた47号機は前回使用者が転覆していたこともあり、前検日は特訓が始まるまでペラ調整に専念した。水面から戻ってくると、「足はまだ分からないですね。でも全然合ってないけど、合えばもう少し変わるのかな? 合っていないけど、悲観するような感じではなかった」と安堵(あんど)の表情。「伸びが付くようならそっちで調整するけど、まずはレース足を求めて調整したい」と走り慣れた水面で柔軟に対応する。

 父は群馬支部のベテラン・大沢普司でその存在はデビュー前から注目された。順調に成績を伸ばし、昨年のヤングダービーでは準優まで駒を進めている。今大会の目標は「最終的には優勝だけど、まずは予選を突破できるようにしたい」ときっぱり。地元期待のニューヒーローが初戦からフルスロットルで攻めて行く。