テニス=ナダルがレーバー杯欠場、「貢献できるのは他の選手」
男子テニスで四大大会22勝を誇る元世界ランキング1位のラファエル・ナダルは、体調不安を理由にレーバー・カップへの出場を辞退した。
ナダルはここ2年、けがに苦しんでおり、全米オープンも欠場している。
今シーズン最後の四大大会となる全米オープンを欠場したことで、ナダルが復帰を目指していたレーバー杯出場も実現しないこととなった。
[12日 ロイター] - 男子テニスで四大大会22勝を誇る元世界ランキング1位のラファエル・ナダル(38、スペイン)は12日、万全の状態でプレーできないために、欧州選抜と世界選抜による対抗戦のレーバー・カップ(杯)への出場を辞退すると発表した。
今年限りでの引退を表明しているナダルはここ2年、けがに悩まされている。パリ五輪ではカルロス・アルカラスと組んだダブルスで準々決勝進出を果たしたが、シングルスでは2回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に屈し、現在は世界ランキングで150位圏外まで落ちている。
ナダルは、体調不安を理由に今シーズン最後の四大大会となる全米オープン(OP)を欠場。今月20日から22日にかけてベルリンで開催されるレーバー杯での復帰を目標にしていた。
ナダルは声明で「本当に残念」とし、「これはチーム戦で、欧州選抜を支えなければならない。現時点でチームの勝利に貢献できるのは他の選手だ」とコメントした。
ナダルがレーバー杯で最後にプレーしたのは2022年大会で、長年のライバルだったロジャー・フェデラー(スイス)の現役最後の試合でダブルスを組んだ。