【DeNA】牧秀悟が球団初の4年連続20発「偉大な方と」原辰徳、清原和博らに並ぶ史上5人目

AI要約

DeNAの牧秀悟がメモリアルアーチで先制し、4年連続の20本塁打を達成した。

牧秀悟はリーグトップの活躍でチームを引っ張り、勝利を重ねている。

チームはAクラス入りを目指し、連敗を避けながら首位巨人に迫っている。

【DeNA】牧秀悟が球団初の4年連続20発「偉大な方と」原辰徳、清原和博らに並ぶ史上5人目

<阪神3-4DeNA>◇11日◇甲子園

 DeNA牧秀悟内野手(26)がメモリアルアーチで先制した。1回1死で迎えた第1打席、1ボール1ストライクから阪神村上のフォークを捉えて左翼席へ放り込んだ。「なかなか村上投手から打ってなかったので、今日はいい形で打てたかなと思います」と納得のひと振りだった。

 ルーキーイヤーから、4年連続の20発に到達した。原辰徳(巨人)や清原和博(西武)に並ぶ史上5人目で、球団では初めて。「偉大な方と肩を並べることができた。長いプロ野球の世界の中で、こういうふうに記録として残るのもすごくうれしい」と喜ぶ。

 長打で、単打で、貢献した。この日は8月8日以来の「2番」で先発に名を連ねた。三浦監督は「筒香をスタメンでいったので、全体のバランスとして2番の方がいいかなと。状態もいいですし、1つでも打席が回るようにと思った」と意図を説明。3回1死二、三塁でもカットボールを捉える左前適時打で、3位阪神に競り勝った。

 前夜は悔しい逆転負け。4位からの逆転Aクラス入りを狙うチームは、8月17日を最後に連敗することなく、上位に食らい付いている。「今日は1点差を守り切った。明日も負けられない。こういう試合を続けていきたい」と主将の頼れる背中を見せている。

 首位巨人との差は5・5ゲームのままだが、阪神とは再び2ゲーム差に接近した。負けられない毎日の中で放つ1発の価値は大きい。「まだまだ4年目ですし、1歩ずつ前進していきたいなと思います」。牧が打てば、弾みがつく。【鎌田良美】