F1と日本レース界の架け橋が終わりを告げる...レッドブルとSF無限のパートナーシップが2024年末で終了と海外報道、ホンダとの関係終了が影響か

AI要約

ホンダとレッドブルのパートナーシップが終了することが報じられた。

共同ジュニアプログラムを通じて若手ドライバーの育成を行ってきたが、2026年以降のプログラム維持が難しい状況となっている。

これにより、F1と日本のレース界の架け橋となっていた活動が終了し、日本人ファンにとっては残念なニュースとなった。

F1と日本レース界の架け橋が終わりを告げる...レッドブルとSF無限のパートナーシップが2024年末で終了と海外報道、ホンダとの関係終了が影響か

 専門メディア『MotorSport』は日本時間9月11日、F1に参戦しているレッドブルと日本のトップカテゴリー「スーパーフォーミュラ(SF)」のチーム無限とのパートナーシップが今季末で終了すると報じた。ホンダの広報担当者も終了を認めたという。

 ホンダがレッドブルのジュニアチームであるトロ・ロッソ(現RB)へPU供給を開始したのが2018年。その前年から始まったのがレッドブルとホンダの共同ジュニアプログラムだ。これはF1昇格候補のレッドブル育成のジュニアドライバーをSFのホンダ系チームに派遣してF1デビューさせるかどうかの最終評価を下す、というもので、現在はホンダのトップチームのひとつ、チーム無限へレッドブルジュニアの岩佐歩夢を送っている。

 しかしホンダがレッドブルへのPU供給、技術支援を終了し、さらに2026年からアストンマーティンへPU供給することを発表。2026年以降のプログラム維持は難しいとされていた。

 過去には、現在アルピーヌからF1に参戦中のピエール・ガスリーがチーム無限でステアリングを握っており、昨季はリアム・ローソン(現レッドブル・RBリザーブドライバー)がチーム無限からSFに参戦しシリーズランキング2位を獲得するなど印象的な活躍を見せていた。また、ホンダ育成でレッドブルジュニアの佐藤蓮がレッドブルジュニアプログラムとして活動していたチームGOHからSFに参戦したこともあった。

 なおホンダが今後アストンマーティンのアカデミーと提携する、との情報は出ていない。共同ジュニアプログラムはF1と日本レース界の架け橋だっただけに終了となると、日本人ファンにとっては残念でならないだろう。

構成●THE DIGEST編集部