80億円以上の移籍金でバイエルン入りも…マテウス氏が考えるパリ―ニャのサブ起用の理由は?

AI要約

バイエルン・ミュンヘンが今夏に獲得したポルトガル代表MFジョアン・パリ―ニャはまだスタメン起用されていない。ヨズア・キミッヒのMF起用が関係している可能性がある。

パリ―ニャはバイエルンでの公式戦では2試合の途中出場にとどまっており、起用に疑問が投げかけられている。

マテウス氏はキミッヒのMF起用によりバイエルンは十分なWボランチ陣容を持っており、パリ―ニャのプレー時間が制限されている可能性があると指摘している。

80億円以上の移籍金でバイエルン入りも…マテウス氏が考えるパリ―ニャのサブ起用の理由は?

バイエルン・ミュンヘンが今夏に獲得したポルトガル代表MFジョアン・パリ―ニャはまだスタメン起用されていない。元ドイツ代表でクラブOBのローター・マテウス氏はヴァンサン・コンパニ新監督の下でのドイツ代表MFヨズア・キミッヒの配置が関係している可能性を指摘した。

現在29歳のパリ―ニャは昨夏に一度バイエルンのメディカルチェックを通過も所属クラブのフラムとは合意に至らず、移籍はお預けに。だが、今年7月に5100万ユーロ(約81億6000万円)と伝えられる移籍金での加入が実現し、選手もプレシーズンのほとんどをヴァンサン・コンパニを新監督に迎えた新クラブで過ごしていた。

一方、パリ―ニャはバイエルンでのこれまでの公式戦では2試合の途中出場にとどまっている状況。周囲からは早くもスタメン起用されないことを不思議がる声が上がっている。これについてドイツ紙『ビルト』に問われたマテウス氏は「パリ―ニャの獲得は、責任者たちがヨズア・キミッヒがヴァンサン・コンパニ新監督の下では再びMFでプレーすることを予想していなかった時に決まったことが考えられる」とトーマス・トゥヘル前監督の下では右サイドバック起用が増えていたキミッヒのMF起用を指摘すると、次のように続けた。

「キミッヒとアレクサンダル・パブロビッチがいることにより、バイエルンはWボランチにおいて十分な陣容になった。そして2人は現在、好調なプレーを見せているため、パリーニャはあまりプレーしていないということだ」

「キミッヒを再び6番(ボランチ)に配置するプランがもっと早く明らかになっていれば、バイエルンもパリ―ニャといった5000万ユーロのMFが本当にもう1人必要なのか考えていたかもしれない。そのお金をDFの補強にも活用できていただろう」

それでもマテウス氏はパリ―ニャを「優れた選手」と評価。「バイエルンで定着することを願っている。でも、バイエルンに馴染むまでもう少し時間が必要かもしれない。彼にとってここでは何もかもが新しいからね」と長い目で見るようだ。