モンテスの申告敬遠「悔しい思いがありました」 19歳・浅野が縁起のいい地で価値あるタイムリー

AI要約

広島1―6巨人の試合で、浅野が満塁での適時打を放ちチームの流れを変える重要な勝利に貢献した。

浅野は久々のヒットによって自信を取り戻し、指揮官の期待に応える活躍を見せた。

昨年の記憶が蘇るマツダスタジアムでの復調を果たした浅野は、今後の活躍に期待がかかる。

モンテスの申告敬遠「悔しい思いがありました」 19歳・浅野が縁起のいい地で価値あるタイムリー

◆JERA セ・リーグ 広島1―6巨人(10日・マツダスタジアム)

 チームにとっても、自身にとっても、悪い流れを断ち切る一打だった。1点を返されて迎えた7回1死満塁、浅野は目の前でモンテスが申告敬遠され打席に入った。「敬遠されて悔しい思いがありました」。松本のカーブを左前にはじき返し、自身13打席ぶりのヒットが価値ある適時打。「首位争いしているチーム(相手)に打てて、気持ち的に楽になります」と笑顔を見せた。

 指揮官の期待に応えた。9月は試合前まで25打数3安打、打率1割2分と低迷。それでも阿部監督は「将来チームが困った時に打てる打者になってほしい」と願いを込め、6番でスタメン起用した。「こんな大事な試合に、打っていない自分を6番に置いてくださった。打てなくても自分で考えて貢献しようと思っていました」。6回2死一塁では死球で好機を広げ、門脇の2点適時打につなげた。

 マツダでは昨年8月18日の広島戦でプロ1号2ランを放った。「気負いとかはないです」という19歳が、縁起のいい地で復調のきっかけをつかんだ。