【NFL】シーズン初戦で苦戦もチームの勝利に満足するベアーズQBウィリアムズ

AI要約
シカゴ・ベアーズはデビュー戦で勝利を収め、クオーターバックのウィリアムズが20年以上ぶりの快挙を達成ウィリアムズはターンオーバーを喫さず、チームもオフェンス以外の得点で逆転勝利を果たすウィリアムズのパス成功率は低かったものの、初勝利を喜んでいることが伝えられている
【NFL】シーズン初戦で苦戦もチームの勝利に満足するベアーズQBウィリアムズ

シカゴ・ベアーズのディフェンスとスペシャルチームが流れを変えていなければ、話はまったく違ったものになっていただろう。

2024年ドラフトの全体1位で指名されたクオーターバック(QB)ケイレブ・ウィリアムズは現地8日(日)に臨んだNFLでのデビュー戦で苦戦したものの、チームはオフェンス以外の2回のタッチダウンを活用して17点差をひっくり返し、24対17で勝利した。自身は不調だったにもかかわらず、ウィリアムズは初めての勝利を祝うことにしている。

「ああ、スタッツは気にしない。最高の気分だ」と語ったウィリアムズは「正直に言って、気分は最高だ」と続けた。

ベアーズが勝利を収めたことは特筆に値する。1970年以降、ドラフト全体1位指名を受けたクオーターバックのシーズン第1週における成績は、日曜日を迎えるにあたって3勝14敗1分となっていた。ウィリアムズはデビッド・カー(2002年)、ジョン・エルウェイ(1983年)、ジム・プラケット(1971年)に次いで、ドラフト全体1位指名を受けてシーズン第1週で先発を務めたクオーターバックの中で20年以上ぶりに勝利を収めた選手となっている。

ウィリアムズがターンオーバーを喫しなかったことも称賛に値する。それは、対戦相手であるテネシー・タイタンズのQBウィル・レビスに大きな代償をもたらした原因となった。レビスは3回のターンオーバーを喫し、そのうち1回はベアーズのタッチダウンにつながり、最後の1回は試合を終わらせる原因となっている。

ベアーズが1勝0敗のスタートを切ったことで、ウィリアムズの精彩を欠く初戦の成績も受け入れやすくなっている。オープンになっていたレシーバーに向かって何度か暴投し、少なくとも3回のパスがラインで弾かれた結果、ウィリアムズの成績はパス29回中14回成功、93ヤードにとどまっている。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ウィリアムズはバーティカルパスを7回試みたが、一度も成功しなかったという。