【西武】ドラフト1位左腕・武内夏暉が7回2失点も6敗目「我慢するしかない」

AI要約

西武対ソフトバンク戦で、西武の新人投手が1球のミスで2点を献上し、敗戦につながる試合展開となった。

しかし、新人投手は素早い切り替え能力を持ち、試合の途中でも自信を取り戻し、力強いピッチングを見せた。

打線の援護に恵まれず、連勝から遠ざかる中でも、新人投手は自己管理を徹底し、次の登板に向けて準備を続けている。

【西武】ドラフト1位左腕・武内夏暉が7回2失点も6敗目「我慢するしかない」

◆パ・リーグ ソフトバンク3―1西武(8日・みずほペイペイ)

 たった1球のミスが命取りになった。2回2死二、三塁。西武・武内夏暉投手は甲斐に真っ向勝負を挑んだ。すべて速球で攻めたカウント3―2からの6球目。真ん中高めに浮いた速球を中堅へ運ばれ、先制の2点を献上した。「抑えてやろうという気持ちでしたが、ちょっと力んで甘く入ってしまいました」と悔しがった。

 痛打されてもすぐに切り替えられるのがこの新人の長所だ。5回1死一、三塁で牧原大がスクイズを仕掛けてきたが、グラブトスで三塁走者の生還を阻止。走者を出しても速球にツーシーム、カーブといった変化球をからめて要所を締めて、7回を6安打、2失点。「切り替えていきました。一つ自信になりましたし、次にいいイメージでマウンドに上がれます」と先を見すえた。

 打線の援護にも恵まれず6敗目。8月2日の楽天戦(ベルーナドーム)で7勝目を挙げたのを最後に5試合で4敗。1か月以上白星から遠ざかっているが、受けた炭谷が「最近の中では一番よかった」と評するなど調子は決して悪くない。「我慢するしかないと思うので、1登板ずつ準備して、いい状態でマウンドで上がることが大事。それを継続していきたい」。新人王へ落ち込んでいる時間はない。