「人気に応えることができなくて申し訳ない」新田祐大を熊本F1準決では撃破していた谷口力也
熊本F1で名を馳せた競輪選手、谷口力也が玉野競輪「競輪公式投票CTC杯」に参戦。初日緊張感が漂う中、自身の人気に応えられない結果となった。
谷口力也は、前回の名勝負での勝利に対する期待がかかる中、初日は積極的なレースメイクができず、松川高大との連携も乱れてしまった。
残り2日間、谷口力也は冷静な態度を崩さず、脚の状態を維持しつつ自分らしい走りを見せていく決意を示している。
玉野競輪「競輪公式投票CTC杯・防府市主催(F1)」は9日、初日を迎えた。7RのS級予選を走った谷口力也(27歳・熊本=119期)に話を聞いた。
前回、熊本F1では準決勝で新田祐大を撃破し一躍、名を轟かせた谷口力也。初日はそれもあってのことかマークした松川高大と人気に推されていた。
ーー前回、新田祐大選手を破り名前を売りましたね。
谷口:もう、いつも通りに戻っちゃいましたね(苦笑)。
ーーオッズは見ていましたか？
谷口:はい。一番人気が7-2で松川さんと僕で売れていましたね。オッズをみたからと言って走り方を変えるとかはないんですけど。人気に応えることができなくて申し訳ないです。
ーー(初日は)松川選手との連係が乱れた所で相手に行かれて勝機を逃した感じですか？
谷口:そうですね。僕が中途半端したから松川さんが追えなかったんだと思う。
ーー初日、レースを作れなかった分は残りの2日間で？
谷口:はい。行ける所で行って、自分らしい走りができれば。やれることをやっていくだけです。
ーー脚の状態は前回と変わらず？
谷口:脚は問題ないです。力を出し切れるように頑張ります。
一気に注目度の上がった谷口。今開催は直後ということもあり人気に推されていたが、本人はいつもと変わらず平常心を保っていた。残り2日間、谷口力也の力走に注目したい。(アオケイ・梅田浩行)
