【カンビン】「ペットは家族」を象徴するデコピン始球式 直後にホームランまでプレゼント 

AI要約

大谷翔平選手と愛犬デコピンのボブルヘッド人形がファンに配られる特別な試合日。

アメリカのペット文化に溶け込む大谷選手とデコピンくんの姿。

家族として愛される大谷選手とデコピンくんの絆。

【カンビン】「ペットは家族」を象徴するデコピン始球式 直後にホームランまでプレゼント 

 24年シーズンもいよいよ終盤、ヒリヒリする展開に突入したドジャース大谷翔平。彼の今まで見たことも無いシーンや表情、舞台裏を、8月後半に再渡米したカンビンことニッカンスポーツ・カメラマン菅敏(すが・さとし)が選りすぐりの写真とともに語ります。

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 8月28日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたオリオールズ戦。試合前から球場は特別な雰囲気に包まれていました。この日は大谷翔平選手とその愛犬「デコピン」のボブルヘッド人形がファンに配られ、試合前には心躍る演出が待っていました。

 始球式で、なんとボブルヘッド人形と同じポーズをした大谷選手と、腕に抱かれたデコピンくんが登場。まるで映画のワンシーンのように、デコピンくんがマウンドに運ばれ、ボールをくわえたまま捕手役の大谷選手に駆け寄ると、球場は拍手と歓声で溢れました。その後も、デコピンくんと真美子夫人が見守る中、大谷選手は試合開始直後にソロ本塁打をプレゼント! スタジアムは再び歓声に包まれました。さすが期待を裏切りません。

 アメリカでは、ペットも家族の一員として大切にされる文化が根付いています。以前のコラムでも紹介したように、ホテルや飛行機の中でも公共のルールを守れば、ペットはどこへでも一緒に連れていけます。今滞在中のホテルの隣の部屋からもワンちゃんがこちらを見ているのですが、これもまたアメリカらしい光景です。メジャーリーグの中には「ドッグデイ」を設けてペット同伴で観戦できる日を用意する球団もあり、選手が愛犬をキャンプ地に連れてきて一緒にグラウンドを走る姿もよく見られます。

 大谷選手とデコピンくんの姿は、そんなアメリカの「ペットは家族」という文化を象徴しています。試合中の写真を見返すと、デコピンくんと一緒にポーズをとる大谷選手は家族そのもので、どこか似ている気がします。本当に愛されていますね、デコピンくん!【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)