長友佑都、バーレーンの〝アウェーの洗礼〟に油断するな! 唯一の経験者が注意喚起

AI要約

日本代表は10日午後7時からバーレーンとのC組第2戦に臨む。

南野拓実は敵地バーレーンでの厳しい条件に向けて準備を進める。

長友佑都は過去のバーレーン戦での経験を活かし、後輩たちにアドバイスを送る。

長友佑都、バーレーンの〝アウェーの洗礼〟に油断するな! 唯一の経験者が注意喚起

【マナマ近郊(バーレーン)8日(日本時間9日)=西垣戸理大】サッカーの2026年W杯北中米3カ国大会のアジア最終予選で日本代表は10日午後7時(日本時間11日午前1時)からバーレーンとのC組第2戦に臨む。この日は現地で練習を行い、初戦で2得点を挙げたMF南野拓実(29)=モナコ=は気合十分。チーム最年長のDF長友佑都(37)=FC東京=は、15年前にバーレーンで受けた〝アウェーの洗礼〟を後輩に伝授する考えを示した。

敵地で迎えるバーレーン戦。5日の中国戦で2ゴールをマークしたMF南野が、闘志をみなぎらせた。

「やっていて、思ったよりも体感温度はすごい暑いなっていうのが正直な気持ち。でも、相手も一緒なんで。2戦目の間は少し時間が空いたので、いい準備をしたい」

日中の体感温度は40度以上。湿度も80%前後で息苦しさすら感じる。日没後の午後6時前、少し過ごしやすくなった状態で始まった練習は、冒頭15分間が報道陣に公開された。

中国戦は7-0と大勝。勢いに乗って連勝といきたいが、DF長友は「大勝した後は気が緩みやすい。引き締めなきゃいけないと分かっていても、油断が出てくる。僕自身経験してきているから」と注意を促した。

W杯4大会連続出場のベテランは現在の森保ジャパンを「僕が見てきた中で一番強い個のクオリティーがあり、戦術的にも洗練されていて、すごくマッチしている。歴代最強チーム」と分析する。だからこそ「確かに今の日本代表は強い。強いんだけど、大勝した後は足元をすくわれやすい。そこは強さとは別のところ」と力説した。

アウェーのバーレーン戦は2009年1月28日のアジア杯最終予選以来、15年ぶり。0-1で敗れた試合を経験したのは長友のみだ。「僕の記憶が正しければ、ロッカールームも冷房が付いていなかったのかな。めちゃくちゃ暑くて、アウェーの洗礼を受けた」と振り返った。今回の試合会場も同じバーレーン・ナショナルスタジアム。スタンドを埋める相手ファン、気候、環境と〝難敵〟が待ち構えている。

「そういうのも含めて後輩たちにはどんどん伝えていきたい」と長友。ベテランの経験と知識を注入し、必勝態勢で第2戦に臨む。