【パラ】日本は金14、銀10、銅17で閉幕 169の国と地域、4567選手が参加した12日間

AI要約

パラリンピック・パリ大会が閉幕し、日本選手団が多くのメダルを獲得した。

閉会式ではフランスの伝統文化が披霜され、感動的な瞬間が続いた。

IOCやIPCのスピーチでパラリンピックの意義や社会への影響が強調された。

【パラ】日本は金14、銀10、銅17で閉幕 169の国と地域、4567選手が参加した12日間

 パラリンピック・パリ大会が8日、閉幕した。日本時間9日午前3時半からメインスタジアムのフランス競技場で閉会式がスタートした。

 今大会は、難民チームを含め169の国と地域、4567選手が参加した。日本選手団の旗手は、競泳で金メダルを2つ獲得した木村敬一と卓球のシングルスで日本初の金メダルを獲得した和田なつきが務めた。日本は金メダル14、銀メダル10、銅メダル17個を取った。

 閉会式のテーマは「パリは毎日が祝祭(PARIS EST UNE FETE)」で、フランスのシャンソン歌手サンタの華麗な公演で始まった。パリオリンピック(五輪)、パラリンピックの公式歌「Parade(パレード)」が鳴り響き、フランスのトランペット演奏家アンドレ・ペイディのフランス国歌演奏が続いた。

 大会組織委員会のトニ・エスタンゲ会長は「あなた方が与えてくれたすべての感動と涙、高鳴らせたすべての心が人々のスポーツに対する見方と世界の見方を変えていきました。あなた方はパラリンピックの革命を起こしました。この革命が過去に戻ることはないだろう。我々の出会いは、今後もずっと胸に刻まれるでしょう」とスピーチした。

 また国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュ・パーソンス委員長は「みんなが『違い』を長所と見たし、社会の変革をもたらす時が来た。その責任は我々みんなにあります。この世界をもっと良いものにしていきましょう」と訴えた。

 パラリンピックの旗はパリ市のイダルゴ市長から28年大会の開催都市・ロサンゼルス市のキャラン・バス市長に手渡された。

 フランスの6人のパラリンピック出場選手によるリレーでランタンの火が消され、パリ中心部にあるチュイルリー公園の聖火台の火も消え、12日間の祭典が幕を下ろした。