甲南大の藤田空悟主将がリーグ戦初本塁打 決勝弾に「打った瞬間に入ったと思った」

AI要約

甲南大の藤田空悟主将がリーグ戦初本塁打を放ち、6回1死一塁での先制2ランが決勝弾となった。

春のケガを乗り越えてチームを牽引し、今秋からは主将に就任する藤田空悟選手。

今後もチームをしっかりとまとめ、一戦必勝を強調している。

 ◇阪神大学野球 甲南大 4―0 大産大(2024年9月7日 大阪市南港中央球場)

 甲南大の藤田空悟主将(3年=社)がリーグ戦初本塁打を放った。6回1死一塁で直球をフルスイング。左越えへ運ぶ先制2ランが決勝弾となった。

 「(先発の)岡本さんが頑張って粘ってくれていた。どうしても先に点を取りたいところで、まさかホームランになるとは思わなかった。打った瞬間に入ったと思った」

 試合に出られなかった春の悔しさをぶつけた。昨年12月に右肘を剥離骨折。約半年間のリハビリや別メニュー調整を余儀なくされたが、この期間がケガの功名となった。

 「体を見つめ直すきっかけになった。ケガをしにくい体づくりや、下半身のウエートトレーニングもできた」

 他のチームメイトの練習を見たり、Bチームのサポートをすることで、全体の底上げにもつながったと振り返る。

 今秋からは主将に就任。4年生が残る中でチームをまとめることについては「フォローしてくれるのでやりやすい」と感謝した。「このままの勢いで、というより、しっかり明日も気を引き締め直して、丁寧に戦っていくしかない」と一戦必勝を強調した。