【浦和】10年ぶり復帰の原口元気「サッカー人生最後のチャレンジ」原点回帰の攻撃的プレー意欲

AI要約

浦和レッズに10年ぶりに復帰したMF原口元気(33)が浦和の練習着で加入会見を行い、自身の価値を示し、強い浦和をつくりたいと志を掲げた。

10年間の海外プレーからの復帰を果たした原口は、Jリーグでの再挑戦とリーグタイトルを目指し、プレーの原点回帰を誓った。

現在33歳の原口は自身の体調もフィットであり、攻撃的なプレースタイルを取り戻し、チームを牽引していく決意を示した。

【浦和】10年ぶり復帰の原口元気「サッカー人生最後のチャレンジ」原点回帰の攻撃的プレー意欲

 浦和レッズに10年ぶりに復帰したMF原口元気(33)が7日、埼玉スタジアムで加入会見を行った。背番号は、7月8日に長男が誕生したこともあり「78」。浦和の練習着で姿を見せた原口は「僕にとってのサッカー人生最後のチャレンジ」と明言し「もう1回、自分自身の価値を示せるように、もう1度強い浦和をつくっていきたい」と志を掲げた。

 この10年、ドイツでプレーし、今夏、シュツットガルトを退団後も、海外でのプレーにこだわり移籍先を模索した。だが「自分がいい時期に浦和に帰ってプレーしたい」との思いから、海外の移籍ウインドーが閉まる直前に、浦和復帰を決断した。目標はリーグタイトルと明言し「もう1度、Jリーグを深く理解しないといけないし、僕自身も、どうしたらJリーグで活躍できるかを見極めて準備したい」と話した。

 ドイツではボランチやサイドバックなど複数のポジションをこなし、ハードワークなどチームへの献身性が評価されてきた。

 だが、浦和に復帰した今、自身のプレーへの「原点回帰」を掲げる。「10年前のプレーのような勝負を決めたり、ドリブルでチャンスつくったり、そういうプレーをしたい。逆に言えば自分が元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時代に戻るようなイメージをして。どちらかというと攻撃的な役割をしていきたい思いがある」と話す。

 現在33歳。年齢には「ネガティブに考えていない」と話す。元日本代表のFW大迫勇也がヴィッセル神戸に優勝をもたらし、得点王でMVPに輝いた年齢も33歳だった。「体はフィットしているし、若いころのプレーが出来ると思っている」と自信をのぞかせる。

 来夏にはクラブワールドカップ(W杯)が控える。原点回帰した原口が、これからの浦和を引っ張っていく。