【ラグビー】31歳坂手淳史が思い出した少年時代の心「すごく新鮮」日本代表は7日PNC米国戦

AI要約

ラグビー日本代表のフッカー坂手淳史が切り込み隊長として米国戦に臨む。準決勝進出には勝利が必要で、セットプレーの安定や速いラグビーを展開する意欲を見せる。

31歳の坂手は若々しく、FW最年長であるが、まだ元気で若々しいと語る。新HCの指導の下、新しいラグビースタイルを楽しんでおり、熊谷での試合では精一杯のプレーを見せたいと意気込む。

5年ぶりの熊谷での試合に向け、米国に勝利を収めて一気に加速したいとする坂手。過去の対戦成績を覆し、環太平洋王者への道を切り拓く決意を示す。

【ラグビー】31歳坂手淳史が思い出した少年時代の心「すごく新鮮」日本代表は7日PNC米国戦

 ラグビー日本代表(世界ランク14位)でW杯2大会連続出場中のフッカー坂手淳史(31=埼玉パナソニックワイルドナイツ)が、切り込み隊長でけん引する。

 6日は「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ」1次リーグB組最終戦の米国戦(7日午後7時5分開始、埼玉・熊谷ラグビー場)へ、会場で前日調整。すでに準決勝進出を決めているが「勝つ準備をしてきた。セットプレーの安定。“超速ラグビー”をするのにBKにいい球を出したい」と誓った。

 31歳は若々しい。登録23人ではFW最年長。それでも「まだ元気。心は若い」と笑い飛ばした。自身は代表では主にジェイミー・ジョセフ前ヘッドコーチ(HC)、所属の埼玉でも名将ロビー・ディーンズ監督体制で経験を積んできた。今年1月にエディー・ジョーンズHCが就任。ある日、同HCから「何が楽しくてラグビーを始めた?」と尋ねられた。気づかぬうちに、ボールを持つ機会が減っていた。「すごく新鮮で、新しいラグビーを楽しんでいます」。走り込みながらボールを受けた自らが少しでも前に出れば“超速ラグビー”のスイッチが入る。

 日常的に拠点とする熊谷での日本代表戦は、19年W杯直前の南アフリカ戦以来、5年ぶりとなる。「楽しみたい。知っているグラウンドだが相手は違う。持っているものを、精いっぱい出したいです」。過去10勝13敗1分けの米国にたたみかけ、環太平洋王者へ、一気に加速する。【松本航】