200センチ超が6人並ぶ“高い壁”…U18日本代表がアジア杯8強かけ中国と激突

AI要約

日本代表がFIBA U18アジアカップ2024でグループステージで2連勝し、準々決勝進出を決めた。

中国代表との最終戦では日本が身長差を埋めなければならない課題が待ち受けている。

両チームの主力選手やポイント、戦略的要素などが注目されている。

200センチ超が6人並ぶ“高い壁”…U18日本代表がアジア杯8強かけ中国と激突

 ヨルダン・アンマンで開催されている「FIBA U18アジアカップ2024」は、9月4日にグループラウンド最終戦を迎える。

 アレハンドロ・マルチネスヘッドコーチが率いるU18男子日本代表は、2日に行われたグループステージ初戦の前半こそ重い立ち上がりだったが、攻守で主導権を握りカタール代表を73-55で下すと、第2戦のカザフスタン戦では49点差をつける84-35で快勝。力の差を見せつけて、決勝トーナメントの出場権が与えられる3位以上を確定させた。

 チーム最長身の渡邉伶音(福岡大学附属大濠高校)が初戦からダブルダブルと活躍すれば、東山高校をインターハイ優勝へ導いた瀬川琉久は大会トップの1試合平均7.5アシストを記録。グループ最終戦では、第1戦で17得点を挙げたシューターの和田拓磨(北陸高校)、第2戦でチーム最多13得点のベネディクト研一郎(St. George’s School)、2戦ともに要所で存在感を示していた深澤桜太(中央大学)らの活躍も期待される。

 4日17時30分から行われるグループ最終戦の対戦相手は中国代表。この一戦に勝利したチームは7日の準々決勝へ、敗れたチームは中1日で6日の準々決勝進出決定戦に回ることになる。

 日本が準々決勝ストレートインをかけて対戦する中国は、U18アジアカップで最多優勝を誇る優勝候補。ロスター12人中6人は身長200センチ以上の選手で、平均身長でも日本を7.6センチ上回る198.6センチを誇る。グループCでは得失点差+92(日本と25点差)と頭一つ抜けており、日本の前に立ちはだかる最大の壁とも言えるだろう。

 中国代表は、ここまでプレータイムをシェアしながら連勝しているが、中でも存在感を示しているのが、背番号11を背負うジャン ボーユエン。204センチの身長がありながら、カザフスタン戦では3ポイント5本中4本成功で22得点。ここまで2試合いずれも先発出場しており、チーム最多33得点(1試合平均16.5得点)をマークしている。

 また、今大会出場選手の中で最長身215センチのホワン シナン、209センチのホワン シフォンといった双子や、大会3位の1試合平均6.5アシストをマークしている司令塔のフ ウェンウェイら、日本にとって危険な存在となりうる選手は多数。まずは目に見える“高さのギャップ”を埋められるか。日本の戦いぶりに注目だ。

■ グループC順位表

1位 2勝0敗+92 中国

2位 2勝0敗+67 日本

3位 0勝2敗-74 カタール

4位 0勝2敗-85 カザフスタン

■ 日本代表メンバー

#4 髙田将吾(F/189センチ/福岡大学附属大濠高校)

#5 菅野陸(PG/177センチ/山梨学院大学)

#6 深澤桜太(PF/198センチ/中央大学)

#7 渡邉伶音(C/204センチ/福岡大学附属大濠高校)

#8 和田拓磨(SG/187センチ/北陸高校)

#9 内藤耀悠(SF/191センチ/レバンガ北海道)

#10 清水祥敬(SF/197センチ/中部大学第一高校)

#11 十返翔里(SF/191センチ/八王子学園八王子高校)

#12 ベネディクト研一郎(SF/193センチ/St. George’s School)

#13 千保銀河(SF/188センチ/開志国際高校)

#14 瀬川琉久(PG/183センチ/東山高校)

#15 白谷柱誠ジャック(PF・C/194センチ/四日市メリノール学院中学校)

■ 中国代表メンバー

#1 Ruiqi Duan(G/191センチ)

#2 Jiazheng Chen(F/194センチ)

#3 Yi Yang(G/180センチ)

#4 Wenwei He(G/180センチ)

#8 Huafei Zhang(F/196センチ)

#9 Ao Feng(F/201センチ)

#10 Sifeng Huan(C/209センチ)

#11 Boyuan Zhang(F/204センチ)

#13 Hongze Wang(C/207センチ)

#14 Li Liu(C/210センチ)

#17 Sinan Huan(C/215センチ)

#19 Xinquan Cui(F/196センチ)