【バーデン大賞】「次は凱旋門賞」ピーヒュレク騎乗ファンタスティックムーンが快勝!2年連続参戦へ

AI要約

4歳牡馬ファンタスティックムーンがバーデン大賞でG12勝目を挙げる。

凱旋門賞に向けての期待が高まる中、ファンタスティックムーンは好調なパフォーマンスを見せている。

所有者は凱旋門賞への参戦に期待を寄せ、2年連続出場の可能性も示唆されている。

【バーデン大賞】「次は凱旋門賞」ピーヒュレク騎乗ファンタスティックムーンが快勝!2年連続参戦へ

<バーデン大賞>◇1日=バーデンバーデン(ドイツ)◇G1◇芝2400メートル◇3歳上◇出走6頭

 ファンタスティックムーン(牡4、S・シュタインベルク、父シーザムーン)が昨年のドイツダービー以来となるG1・2勝目を挙げた。

 鞍上はレネ・ピーヒュレク騎手で勝ちタイムは2分28秒03。直線は外ラチ沿いに進路を確保し、最後まで力強く伸びた。2着は英国からの遠征馬で1番人気のドバイオナー。3着には前走ベルリン大賞でアルリファーから5馬身差の2着だった3歳馬ナラティヴォが入っている。

 バーデン大賞はドイツにおける凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)という位置付けにもなっており、レース後に大手ブックメーカー各社は快勝したファンタスティックムーンの単勝前売りオッズを26~34倍に設定し、評価を上昇させている。昨年のファンタスティックムーンはバーデン大賞を回避した後、フランスのG2ニエル賞を制し、登録を行っていなかった凱旋門賞に追加登録料を払って参戦。11着に敗れている。今年は凱旋門賞に予備登録を行っている。

 レーシングポスト電子版は同馬を所有するリバティレーシング関係者のコメントを紹介。「再びG1を勝つことができてうれしいです。サラ(シュタインベルグ)調教師が素晴らしい仕事をしたし、今日のレネ(ピーヒュレク)の騎乗はトルカータータッソで凱旋門賞を勝ったときと同じワールドクラスでした。私たちはとてもハッピーです。次は凱旋門賞です。とても楽しみにしています」とコメントしており、次走は2年連続参戦の凱旋門賞になる見込みだ。