【日本ハム】レイエス22戦連続安打、球団の外国人選手最長記録更新 チームは1-2逆転負け

AI要約

日本ハムが8月の快進撃を締めくくる、最高の先取点を奪った。レイエス外野手が22試合連続安打を達成し、記念ボールも獲得。さらに激走でチャンスを広げた。

新庄監督の勝負手により、チャンスを逃さず得点。一気に流れを引き寄せる展開となった。

しかし、西武に逆転2ランを浴びて敗れたものの、月間17勝を目指す中で激しい一戦となった。

【日本ハム】レイエス22戦連続安打、球団の外国人選手最長記録更新 チームは1-2逆転負け

<西武2-1日本ハム>◇31日◇ベルーナドーム

 日本ハムが8月の快進撃を締めくくる、最高の先取点を奪った。起点はフランミル・レイエス外野手(29)だ。7回1死。三遊間を破る左前打で出塁した。これで8月は出場した全23試合出塁で22試合連続安打(敬遠四球のみの試合を挟む)。セギノールを抜いて球団の外国人選手最長記録を更新し、前夜に続いて記念ボールを要求。一塁塁上で受け取って気分も上々。さらにスイッチが入った。

 続く郡司の右前打でレイエスは激走した。やや暴走気味に二塁を蹴って三塁へ向かう。右翼・長谷川も少し力んだ。送球がそれて、無事に三塁へ到達。紙一重で好走塁としたレイエスの全力疾走で1死一、三塁とチャンスは拡大した。

 ここで新庄監督も勝負手を打った。レイエスに代走五十幡。足のスペシャリストを三塁走者とし、上川畑には初球セーフティースクイズのサイン。2回に失策を犯していた一塁・平沼の方へ打球を転がし、ファンブルを誘って五十幡が生還した(記録は犠打失策)。指揮官もガッツポーズだ。

 チームとしては8年ぶり4度目の月間17勝を目指した1戦。西武今井を、打線を引っ張ってきた助っ人大砲のガッツと指揮官の絶妙な采配で崩したが、8回に栗山に逆転2ランを浴び1-2で敗れた。【木下大輔】