バルセロナ、大苦手ラージョを下して開幕3連勝!ついに初出場を果たしたダニ・オルモが逆転ゴールを決める

AI要約

バルセロナは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を2-1で制し、開幕3連勝を果たした。

前半は苦戦し、ラージョに先制されるも後半にオルモが2得点を決めて逆転。試合終了まで1点リードを守り切った。

フリック監督率いるバルセロナは苦手な相手相手を相手に苦戦しながらも、オルモの活躍で勝利を飾った。

バルセロナ、大苦手ラージョを下して開幕3連勝!ついに初出場を果たしたダニ・オルモが逆転ゴールを決める

27日のラ・リーガ第3節、バルセロナは敵地バジェカスでのラージョ・バジェカーノ戦を2-1で制した。

バレンシア、アトレティック・クルブを良質なパフォーマンスで下し、開幕2連勝を果たしたフリック監督率いるバルセロナ。アトレティック戦から中2日で戦う相手は、ここ6試合でわずか1勝(そのほか5試合は2分け3敗)、バジェカスでのここ3試合では1分け2敗と、大の苦手としているラージョである。

フリック監督は過密日程でもまだローテーションを行うタイミングではないとみなし、GKテア・シュテーゲン、DFクンデ、クバルシ、イニゴ・マルティネス、ジェラール・マルティン(左サイドバックだけバルデから変更)、MFベルナル、ペドリ、ヤマル、ハフィーニャ、フェラン、FWレヴァンドフスキと前試合とほぼ同じメンバーを起用。選手登録が完了したダニ・オルモはベンチからのスタートとなっている。

前半、バルセロナはラージョが苦手なチーム、バジェカス(ピッチがラ・リーガで最も狭い)が苦手なスタジアムであることを改めて痛感することになる。イラオラ現ボーンマス監督の元アシスタントコーチ、イニゴ・ペレス監督が指揮するラージョは、得意のサイド攻撃からバルセロナを押し込み、10分に先制点を記録した。右サイドを突破したデ・フルトスのグラウンダーのクロスから、2列目から飛び出してきたウナイ・ロペスがシュートを決め切っている。

早い時間帯に失点を喫したバルセロナは、ラージョの組織立った守備に攻めあぐねる。どうにも行き詰まり、ヤマルの才能に頼ることになったが、ペナルティーエリア手前から放ったシュートがGKカルデナスの正面に飛ぶなど、結局同点ゴールを奪えないまま前半を終えている。

ハーフタイム、フリック監督はフェランとの交代でダニ・オルモを起用。バルセロナは後半、同選手とともにパフォーマンスの質を向上させている。59分、ダニ・オルモ自身がクロスバー直撃のミドルシュートを放ち、バジェカスの観客を凍りつかせると、その1分後についにスコアをタイに戻した。ペナルティーエリア内左のハフィーニャが中央にパスを送り、そこに飛び出してきたペドリが左足のシュートでネットを揺らしている。

バルセロナはその後、前半に攻守両面で飛ばしすぎたためか疲労が色濃く、トランジションのスピードに陰りが見えるラージョを攻め立てる。71分にはヤマルのシュートをカルデナルが弾き、そのこぼれ球からレヴァンドフスキがシュートを決めたが、これは直前のクンデのチャバリアに対するファウルを取られてゴールと認められなかった。

なかなか2点目が決まらないバルセロナだったが82分、ドラマチックにもダニ・オルモがスコアをひっくり返した! ヤマルがペナルティーエリア内右深くまで侵入して、マイナスのグラウンダークロス。これを受けたダニ・オルモは左足でボールをトラップしながら反転し、もう一度左足を使って素早くシュートを放った。地を這う狙い澄まされたボールは、カルデナスの横っ飛びを意味のないものとしながら、枠内左に収まっている。

ダニ・オルモがデビュー弾を決めたバルセロナはその後、ペドリが接触プレーで足首を痛める心配な場面もありながら(フェルミンと交代する際には軽く足をひきずりながらピッチを後に)、1点リードを維持したまま試合終了のホイッスルを迎えた。大苦手ラージョを相手にやはり苦戦しながらも、10年ぶりのバルセロナ復帰を果たしたダニ・オルモが勝利をもたらし、開幕3連勝を果たしている。