【MLB】 ア中地区首位攻防戦 ロイヤルズがダブルヘッダー連勝 首位ガーディアンズに1ゲーム差に迫る

AI要約

ロイヤルズがガーディアンズに連勝し、首位争いに1ゲーム差に迫る展開が続いている。

第1試合ではウィットJr.の27号ソロが決勝弾となり、第2試合ではペレスが2本塁打を放ち9対4で勝利した。

ロイヤルズは好調で、ガーディアンズのブルペンが勝ちパターンを担う投手が決勝弾を献上する展開となった。

【MLB】 ア中地区首位攻防戦 ロイヤルズがダブルヘッダー連勝 首位ガーディアンズに1ゲーム差に迫る

 日本時間8月27日、今日から始まったガーディアンズとロイヤルズによる中地区首位攻防4連戦は、第1・2試合がダブルヘッダーで行われ、ロイヤルズが2勝した。今日の連勝でロイヤルズは首位ガーディアンズに1ゲーム差に迫っている。第1試合は同点で迎えた8回、ボビー・ウィットJr.が勝ち越しの27号ソロを放ってそれが決勝弾に。第2試合はサルバドール・ペレスが勝ち越しソロとダメ押しの満塁弾の計2本塁打を放ち、9対4で勝利した。

 4回、2点をリードされたロイヤルズは5番MJ・メレンデスが17号3ランを放って逆転に成功。しかし、エースのコール・レイガンズは5回、先頭に四球を与えたところで左ふくらはぎ・ももの痙攣を訴え、緊急交代を余儀なくされる。その回、ロイヤルズは二死1・2塁のピンチを背負うと、6番ジョンケンジー・ノエルが放ったレフト線の長打性の当たりを左翼手メレンデスがダイビングキャッチし、リードを守った。その後、追いつかれたロイヤルズだったが、8回にMVP候補ウィットJr.が27号決勝ソロをレフトスタンドに突き刺し、4対3でチームを勝利に導いた。

 守備の乱れもあって初回に3点の先制を許したロイヤルズは、6番ポール・デヨングの22号ソロや9番ギャレット・ハンプソンのタイムリーなどで2~4回で4得点し逆転。その後、ガーディアンズの7番ダニエル・シュニーマンの5号ソロで追いつかれてしまうが、直後の5回に4番ペレスが勝ち越しの24号ソロを放って5対4に。さらに続く6回には、再びペレスが25号満塁弾を放ち、一気にリードを広げた。ロイヤルズはそのまま9対4でガーディアンズを振り切った。

 首位攻防4連戦の初日は、好調のロイヤルズが勢いそのままに不調のガーディアンズを圧倒する展開となった。堅固なブルペンが強みのガーディアンズだが、今日は勝ちパターンを担うハンター・ガディスとティム・ヘリンがそれぞれ決勝弾を献上。明日以降の2試合に向け、影を落とす試合運びだった。ロイヤルズはこのガーディアンズとの4連戦後、アストロズと4連戦を戦い、そこからガーディアンズとツインズとの直接対決を控えている。ア・リーグ中地区の命運はこの1、2週間にかかっていると言っていいだろう。