プロでも観たかった…“甲子園のスター”だった天才打者(3)“ハンカチ世代”で屈指の評価も

AI要約

2006年夏の甲子園で活躍した宇髙幸治は、高校通算52本塁打を記録する強打者だったが、プロ入りすることはなかった。

彼は大学や社会人野球でも実力を発揮し、早稲田大学では3度のベストナインに輝くなど活躍した。

最終的には2020年に現役引退を決断し、10年間の社会人野球生活を終えた。

プロでも観たかった…“甲子園のスター”だった天才打者(3)“ハンカチ世代”で屈指の評価も

 第106回全国高等学校野球選手権大会は、京都国際(京都)の初優勝で幕を閉じた。今夏も、数多くの高校球児が聖地で躍動。中には、一躍プロ注目選手に名を上げた逸材も現れた。一方で、過去には夏の甲子園で華々しい活躍を見せるも、プロの世界に進まなかった選手も少なくない。ここでは、プロ入りしなかった天才打者を紹介したい。

 2006年夏の甲子園で打率6割超の大活躍を見せ、16強入りの原動力となった宇髙幸治。高校通算52本塁打を記録した強打者は、大学・社会人でも実力を発揮したが、プロの世界に進むことはなかった。

 今治西高では、熊代聖人(元西武)らとともに3年時の2006年夏に甲子園の土を踏んだ。

 聖地でも「4番・遊撃」で出場し、打率.615(13打数8安打)、2本塁打、8打点の大当たりでベスト16入りに貢献。甲子園での活躍が高く評価され、高校日本代表に選出された。

 “ハンカチ世代”と称された1988年生まれを代表する打者として注目を集めたが、プロ志望届は提出せず、早稲田大に進学。大学1年春からリーグ戦に出場し、3度のベストナインに輝くなど実績を残した。

 社会人野球の名門・日本生命でも都市対抗に出場するなど、中心選手として活躍。社会人で10年間プレーし、2020年限りで現役引退を決断した。