10代前半野球少年の「驚きのスポーツマンシップ」 劇的決着で号泣の敗者にとった行動をファン絶賛

AI要約

野球のリトルリーグ世界一が決まるワールドシリーズの決勝戦で、フロリダがチャイニーズ・タイペイを2-1で破り優勝。試合後、フロリダ選手が泣く相手チームを慰める姿が感動を呼んだ。

試合は1-1のまま延長戦に突入し、8回裏にフロリダがサヨナラ勝利。フィールド内の混乱からランナーを生還させ、劇的な結末となった。

フロリダの選手たちは勝利を喜びながらも、敗れたチャイニーズ・タイペイの選手たちを励まし、スポーツマンシップを示した。この光景が称賛されている。

10代前半野球少年の「驚きのスポーツマンシップ」 劇的決着で号泣の敗者にとった行動をファン絶賛

 野球のリトルリーグ世界一を決めるワールドシリーズの決勝戦が25日(日本時間26日)、米ペンシルベニア州で行われ、米南東部代表のフロリダがアジア太平洋代表のチャイニーズ・タイペイを2-1で下し頂点に立った。試合後泣き崩れるチャイニーズ・タイペイの選手たちにフロリダの選手が歩み寄って言葉をかける姿に、ファンから賛辞が贈られている。

 あまりに劇的な終わり方だった。試合は1-1で規定の7回を終え延長戦に突入し、8回裏のフロリダは無死二塁の好機を作った。ここで打者は一塁線にバントし、チャイニーズ・タイペイは投手が処理して一塁へ送球。ただ同時に一塁手も前に突っ込んできており、二塁手のカバーも間に合わず、ボールは無人のフィールドを転々。二塁走者が生還しサヨナラ勝ちした。

 歓喜のフロリダの選手たち。一方でチャイニーズ・タイペイの選手たちは膝を折り、顔を覆って涙を流す選手も。ただここでフロリダの選手はチャイニーズ・タイペイ選手の肩を抱き、声をかけた。この美しい場面を、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツ・センター」公式インスタグラムが「驚くべきスポーツマンシップ」と題して公開した。

「リトルリーグ・ワールドシリーズの優勝決定直後、フロリダがチャイニーズ・タイペイを慰めた」という紹介文に対し、海外ファンからは「こんな若い年代からスポーツマンシップを見られるなんて最高」「素晴らしい野球がここにある」「短い動画に悲劇と歓喜が」「なんて試合だ。顔を上げて」「これはつらかっただろうね」「自分も泣いてる」と賛辞が多数寄せられていた。