幕内・王鵬「(指名を)あまり買ってもらえないな」 夏巡業で感じた慣れない大人数での稽古の難しさ

AI要約

大相撲の夏巡業が神奈川・横須賀市で最終日を迎え、幕内力士・王鵬(大嶽)が稽古不足を振り返り、頑張る決意を述べた。

夏巡業では稽古時間が短縮され、申し合い稽古に苦戦する中、王鵬は巡業の難しさを語った。

王鵬は前場所での成績を振り返り、来場所でのリベンジに向けて頑張る意気込みを示した。

幕内・王鵬「(指名を)あまり買ってもらえないな」 夏巡業で感じた慣れない大人数での稽古の難しさ

 大相撲の夏巡業が25日、神奈川・横須賀市で行われた。この日が夏巡業の最終日。幕内・王鵬(大嶽)は「あまり稽古をできなかったので、また頑張っていかないといけない」と振り返った。

 今巡業は土俵上での稽古時間が例年より短縮され「あまり申し合いに入ってくのが得意じゃないので」と、稽古量の確保には苦戦したという。「(申し合い稽古は)どこで勝負が決まるか予想して回り込んだり、相手の前に入ったりとしないといけない。大嶽部屋は人数の多い部屋ではなく、どこにいても僕は(指名を)買われていたので、自分から入っていくことがなかった。その分、出遅れてしまうことが多い」と、力士11人と少数の大嶽部屋と、人数の多い巡業での申し合い稽古の違いを語った。「周りはできる人ができる人でどんどんやるので、あまり(指名を)買ってもらえないな」と、巡業での稽古の難しさを明かした。

 先場所は西前頭6枚目の地位で9勝6敗と勝ち越し。秋場所(9月8日初日・両国国技館)では上位総当たりとなる番付が予想される。自己最高位の東前頭3枚目で臨んだ春場所は7勝8敗、東前頭4枚目だった夏場所は6勝9敗と壁に当たったが、「跳ね返されたと言われないように。頑張るしかない」と、来場所でのリベンジへ意気込んだ。(大西 健太)